代々木公園を中心に4月23日・24日、環境イベント「アースデイ東京2011」が開催される。
1970年にアメリカ西海岸でスタートした「アースデイ」は、地球温暖化などの環境問題に対する関心を呼び掛ける環境イベント。東京では1990年から代々木公園を中心に大規模なイベントを開催。エコへの関心の広がりとともに年々規模を拡大してきた。
今年のテーマは「愛と平和の地球の祭典」。毎年代々木公園野外ステージで開催する「アースデイ・コンサート」や使用済みの天ぷら油の回収、「旬の食材」「地産地消」「GMOフリー」をキーワードにした料理を提供する飲食エリア「アースデイキッチン」のほか、今年が「国際森林年」であることから森に関する企画や東日本大震災に対する支援金募集などを行う。
音響や照明を回収した使用済み天ぷら油をリサイクルした燃料(バイオディーゼル燃料)で電力を賄う「アースデイ・コンサート Powered by BDF」では、ロックバンド「Arisa Safu and the Rovers」らによるライブのほか、シンガーの小野リサさんや地球サミット2012 Japan 準備事務局の佐藤正弘さんらによる「地球サミット RIO+20 トーク&ライブ」(ともに24日)、Candle JUNEさん(LOVE FOR NIPPON)らによるトークイベント「ふんばれ日本、かわらなきゃ未来」(23日)、漫画家・山田玲司さん、東京海洋大学客員准教授のさかなクンらによる「絶望に効くトークライブ」(24日)などが開かれる。
広域渋谷圏の飲食店も出店する「アースデイキッチン」には、オーガニック・エコロジーをコンセプトにした「キミドリ.」(渋谷3)、音楽プロデューサー小林武史さんが社長を務めるKURKKU運営の「kurkku kitchen」(神宮前2)、無農薬やオーガニックの素材、調味料を使い沖縄料理・中国料理を地提供する「琉球チャイニーズTAMA」(神宮前6)、代官山の「MR.FRIENDLY Cafe」(恵比寿2)、専門学校ビジョナリーアーツ(桜丘町)の「森のガクショク」など28店舗がそろう。
「国際森林年」関連企画として、「アースデイ東京2011」実行委員長のC.W.ニコルさんが監修したシカ肉を使ったメニューを提供する「Nicol’s FOREST KITCHEN」では、「キノコと鹿肉のキーマカレー」(700円)、「てりやき鹿肉ハンバーガー」(500円)などを提供。
そのほか、東日本大震災の被災地や東京でできることを紹介するブースを展開するほか、各出展者とともに東日本大震災への支援金を募る企画も。会場で販売する「アースデイ2011オフィシャルTシャツ」(3,000円)の売上金全額を支援金に充てる。
開催時間は11時~20時(出展ブースは17時まで)。入場無料。