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渋谷で川島小鳥さん写真展「未来ちゃん」-未公開含む250点超展示

「未来ちゃん」を撮影した写真家の川島小鳥さん

「未来ちゃん」を撮影した写真家の川島小鳥さん

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 渋谷パルコ・パート1(渋谷区宇田川町)のギャラリー「パルコファクトリー」(TEL 03-3477-5873)で4月8日、写真家・川島小鳥さんの個展「未来ちゃん」が始まった。

初公開となる写真を含めた250点以上を展示する会場

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 1980(昭和55)年東京都生まれの川島さん。早稲田大学第一文学部仏文化卒業後、ポエムグラファー(写真家詩人)の沼田元氣さんに師事。2006年には、一人の少女を4年間撮り続けた作品「BABY BABY」で「第10回 新風舎平間至写真賞」大賞を受賞。2007年に同名写真集を刊行したほか、今年3月に写真集「未来ちゃん」(ナナロク社刊)を刊行するとともに「BABY BABY」(学研教育出版刊)を復刊。今年度「講談社出版文化賞」で写真賞を受賞した。

 もともと、昨年4月にテルメギャラリー(目黒区)で開催した二人展に向け撮影していた「未来ちゃん」。川島さんの友人の娘・未来ちゃん(当時2歳)を2009年12月から1年にわたり撮影したもので、写真は佐渡島を中心に、パリや渋谷などでも撮影。同展では写真集に掲載されている写真のほか、初公開となる写真を含め250点以上を展示する。会場の監修は書籍の装丁を手掛けたブックデザイナー祖父江慎さんが担当した。

 小島さんは「月に1週間ほど居候させてもらうなどしながら撮影した。都会の子は携帯などで撮られ慣なれているのでピースなどするが、未来ちゃんはそれが一切なかった。期待以上だった」と振り返る。「展示している数が多く、めちゃくちゃ大きい写真もあるので、楽しい気分で気軽に見ていただければ」とも。

 会期中、各写真集のほか、写真集に収めていない写真を使ったカレンダー(1,200円)、雑誌「BRUTUS」の表紙を飾ったカットや写真集の表紙に採用したカットなど5種を用意するポストカード(各150円)も販売。

 10日(13時~)には川島さんが来場しサイン会を開催。当日10時から会場内のショップで同写真集購入客先着100人に整理券を配布する。16日と23日(両日14時~15時)には、祖父江さん、写真家の梅佳代さんを、それぞれゲストに招きトークショーを行う。参加費は入場料のみ。定員は各日50人。ギャラリーエントランスや電話で予約を受け付けている。

 営業時間は10時~21時(最終日は18時まで)。入場料は、一般=300円、学生=200円、小学生以下無料。今月24日まで。

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