表参道ヒルズ（渋谷区神宮前4）で4月4日、チャリティーイベント「第5回 ROOTOTE チャリティーイベント～トートバッグで、みんなに笑顔を～」が始まり、初日にはタレントのIMARUさんやモデルの佐藤かよさんらがチャリティートーク＆ライブに参加した。

初日にはIMARUさんや佐藤かよさんらが駆け付けた

　トートバッグ専門ブランド「ROOTOTE（ルートート）」を展開するスーパープランニング（静岡県浜松市）が主催する同イベント。各界で活躍する著名人がアートワークを施したトートバッグをオークションサイト「クラウンジュエル」で販売（11日まで）し、売上全額を国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン」寄付してきた。当初は紛争地の子どもたちの教育支援に充てる予定だったが、急きょ寄付先を東日本大震災で被災した子どもたちを支援する活動に変更した。

　作品を手掛けたのは女優でモデルの山田優さんやキャンドルアーティストのCandle JUNEさん、大場美奈さんらAKB48の4人、プロ野球のアレックス・ラミレス選手、お笑いコンビ・サンドウィッチマン、モデルの道端アンジェリカさん、シンガーのクレモンティーヌさん、女優の小雪さん、香椎由宇さん、俳優の中尾明慶さん、フランス料理「オテル・ドゥ・ミクニ」（新宿区）オーナーシェフ三國清三さんなど90組（人）。

　初日となる4日にはチャリティートークとライブが開かれ、作品を手掛けたIMARUさん、ウルフルズのギタリスト・ウルフルケイスケさん、モデルの佐藤かよさん、俳優の濱田龍臣さんが参加。IMARUさんとウルフルケイスケさんによるミニライブでは、「被災地の方々に届くように心を込めて」（IMARUさん）と、JACKSON5の「I Want You Back」や忌野清志郎さんの「デイ・ドリーム・ビリーバー」、森山良子さんの「今日の日はさようなら」をセッション。4人はその後、来場客に義援金を呼び掛け、寄付した先着250人に一輪の花を進呈した。

　ウルフルケイスケさんは「歌・音楽はみんなを一つにする力がある。こういう時だからこそ、明るくなってパワーを付けて、元気を振る舞っていくのが大事。僕にはギターがある。いつでも行く準備はできているので呼んでください」と呼びかけたほか、佐藤さんは「一人の人間として参加できて良かった。一日でも早く今回の募金と、トートバッグを作った時の楽しさや笑顔を届けられたら。出身地の名古屋や九州など被災地以外の場所で若い世代に声を掛けて募金などをしていきたい」と話した。

　父・明石家さんまさんから「『大丈夫か』などなく、デマのチェーンメールが回ってきた」というIMARUさんは「身近にこういう（震災）が起こるまでこんなに真剣に考えていなかったのが分かり、見方が変わった。画面上、話を聞く以上につらいことがあるだろうが、全力でサポートしていきたい」とし、今月16日にはスタイリストやヘアメークの人たちとフリーマーケットを開催する予定があることを明かした。

　開催時間は11時～21（日曜は20時まで）。入場無料。今月10日まで。