「ハレノヒ」ブランドの飲食店を展開するノスプロダクター(品川区)は2月1日、PB(プライベートブランド)商品を販売する中目黒のショップ「(萬)ハレノヒ(ヨロズ ハレノヒ)」(目黒区上目黒2、TEL 03-3712-4565)で「ハレノヒのオムレツケーキ」の販売を開始した。
半熟カステラ「凹カステラ」やショウガシロップ「ひたむきビューリィ」などのPB商品を展開する同社が、「世代を超えて受け継がれるお菓子」をテーマに商品開発。「昔は好きでよく食べたけれど、最近は見かけない」という「歴史の陰に隠れた名品」を探し、ふ菓子やカップケーキなどの中からオムレツケーキに決めた。
商品名には各地の名称を採用。シンプルに作った卵風味の「中目黒」(190円)や「バナナワニ園」があることから命名したバナナとクリームの「熱川」(240円)、サクランボリキュール「キルシュ」を加えたドイツ語で「黒い森」を意味する「シュヴァルツヴァルト」(290円)、コーヒーに浸したフィンガービスケット、フレッシュクリームを使いティラミスをイメージした「ヴェネチア」(240円)、ラムレーズンとレモンピールを加え英デボンシャー州の「優雅な午後」をイメージした「デボンシャー」(290円)などをそろえる。
一部商品はECサイト「(届)ハレノヒ」でも扱うほか、同サイト専用商品として、ビターチョコレートを使いショコラティエが軒を連ねる街並みに合わせ「シックな見た目にした」という「ブリュッセル」(240円)、その地方の特産品という塩キャラメルを使った「ブルターニュ」(290円)も扱う。季節ごとの商品などに加え、「凹カステラ」販売時に消費者からの声があったことから、ギフトなどに利用できるよう日持ちする商品も加えていく予定。
「オムレツケーキを味わっていただいた上で、『なぜこんな商品名なのだろう』と興味を持たれた方が、その背景を探る楽しみを見つけたり、『くだらないなー』と苦笑いしていただけたりすれば。どんな方にも思い出の地とそれにまつわるストーリーがあると思う。当商品がさまざまな人の思い出と一緒に世界を駆け巡れたらすてき」と同社広報担当の荒田健晴さん。
「(萬)ハレノヒ」の営業時間は10時~21時。