表参道のケヤキ並木で11月30日夜、年末年始にかけて行われるイルミネーション「表参道イルミネーション2010」の点灯式が行われた。
表参道では、1991年から1998年まで恒例で行われていたケヤキ並木の大がかりなイルミネーションが見物客に対する周辺住民の不満などから中止になっていたが、昨年11年ぶりに復活。期間中は約1,000万人が足を運んだという。
今年は、クリエーティブディレクターの箭内道彦さんがプロデュースを手がけた。「90歳の表参道」をテーマに、過去最多となる90万個のLEDが、明治神宮入口から青山通りまでの約1キロ間に並ぶ153本のケヤキを彩る。
点灯式には女優・平愛梨さんが登場し、「事務所が近く、(イルミネーションを見ながら)マネージャーさんとスキップした」と昨年のエピソードを披露。主催する商店街振興組合原宿表参道欅会の松井誠一理事長は「表参道に足を運び希望のある新年を迎えていただき、心にともるイルミネーションになれば」とあいさつ。その後のカウントダウンセレモニーで、平さんら4人がボタンを押すと一斉にイルミネーションが点灯した。
併せて、同日から裏原宿エリアでもイルミネーションが展開。熊本県協力の下、神宮前交番横「まちかど庭園」を中心に、竹に穴をあけろうそくをともす「竹あかり」約110本を設置するほか、同園には点灯スイッチに触れるとケヤキのイルミネーションが10パターンに変化する「イルミタッチガーデン」も開設。点灯とともに斎藤和義さんによる公式テーマソング「表参道」も流れる。12月23日~26日は、裏原宿(中通り、下通り)の各店舗にも「竹あかり」を置く。
期間中、表参道沿いには同イルミネーションに関する情報を表示する「エアタグ」を設置。拡張現実ソフト「セカイカメラ」を通して景色を見るとテーマソングが試聴できるエアタグなどの情報が取得できる。
点灯時間は日没~22時。来年1月3日まで。