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渋谷駅周辺でiPhone向け位置情報ARサービス-東急電鉄などが実証実験

仮想世界の「渋谷」で店の売り上げを競うゲーム「シブツク」(写真=イメージ)も

仮想世界の「渋谷」で店の売り上げを競うゲーム「シブツク」(写真=イメージ)も

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 東急電鉄(渋谷区南平台町)は11月12日、渋谷エリアの来街者らが端末上に取り入れた情報を手に街中を回遊できる位置情報利用型サービス(ジオサービスの提供をiPhone向けに始めた。

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 同社グループの東急エージェンシー(港区)、関心空間(神宮前6)、学術総合研究所「国立情報学研究所」と共同で昨年開発したアプリケーション「pin@clip ピナクリ」の新サービス。今年度経済産業省の地理・空間情報基盤活用サービス実証事業の一環として採択されたもので、渋谷周辺エリア限定で実験的取り組みを進め、今後他エリアでの実装も検討する。

 サービスには、渋谷駅周辺のショップや駅中に貼り出された位置情報付きの独自シール「AR(拡張現実感)マーカ」を使用する。利用者は各所に掲出された同シールを端末のカメラから読み込み、情報を取得。位置情報を使ったソーシャルゲームサービス「シブツク」も提供する。

 ARマーカは、「コマーシャルマーカ」「パブリックマーカ」「イベントマーカ」の3種類がベース。飲食店、ヘアサロン、アパレル店などを中心に300以上のスポット(サービス開始時)が登録済みで、ゲームでは実在の店舗情報を基に仮想世界の渋谷に「誘致」した「店」の売り上げを競う仕組み。

 提供は来年3月末まで。

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