渋谷・ハチ公前広場の東急旧5000系車両(通称=青ガエル)や渋谷区役所前広場などを会場に11月20日~23日、ファッションや音楽、アートなどの「渋谷カルチャー」を紹介する複合カルチャーイベント「渋谷芸術祭」が開催される。
昨年に続き2回目の開催となる同イベント。「人と人とが出会い広がる『つながり』」をテーマに、地元アーティストや渋谷駅周辺の学校、商店会、NPO、企業が協力。「若者アーティストの交流」をキーワードに、ライブや映像上映・演劇上演などを展開する。
青山学院大学生と美大生による車内装飾が施された「青ガエル」では17日から、渋谷とつながりのある人や渋谷芸術祭を「応援する人」などが「渋谷について」語るビデオメッセージ「シブレター」を上映。同イベント期間中は、赤毛パーマのかつらに顔面を白でペイントした「ピエロ隊」が同所周辺で同イベントを盛り上げる。
初日の20日には、「マルイシティ渋谷」(渋谷区神南1)1階プラザでオープニングセレモニーを開催。音楽ユニット「励まし屋」や3人組ユニット「mc2(エムシースクエアード)」、ロックバンド「SAWADA ROCKS(サワダロックス)」などのアーティストがステージに立つほか、渋谷マークシティ(道玄坂1)2階上空通路には文化服装学院やバンタンデザイン研究所など4校の専門学校生が制作した25作品を展示する。マルイシティ渋谷1階プラザと大盛堂書店(宇田川町)店頭では女性イラストレーター6人がライブペイントを行う。
翌21日には、渋谷区役所前広場で音楽集団「カイキゲッショク」が公開プロモーションビデオ収録と参加型パフォーマンスを行うほか、日本の唱歌・童謡の継承を目的としたプロジェクト「日本のうた」による作品をマルイシティ渋谷で上映。青山学院アスタジオ(神宮前5)では、奄美大島で昨年7月に行われた「奄美皆既日食音楽祭2009」のドキュメンタリー映画「Moon Shadow」(レイ・キャッスル監督)の先行試写会やトークショーなどを予定。
23日は、関東を中心としたストリートダンススクール・専門学校のダンサーがマルイシティ渋谷でパフォーマンスやプロダンサーを招いたディスカッションを展開。タワーレコード渋谷店(神南1)や「WIRED CAFE FIT」(神南2)などでは期間中、諸沢利彦監督の撮り下ろし作品「ROAD SIDE」の移動上映(ドリンク代1,000円)を行う。
21日には、歌手のAIさんが「スペシャルアンバサダー」として一部イベントに参加を予定。各イベントの開催時間など詳細情報は公式ホームページで確認できる。