明治神宮で10月29日、「青森ねぶた」など各祭りの山車4台がお披露目された。
山車は、原宿・表参道エリアで開催中のイベント「とことん青森MAX in 原宿表参道」の一環で展示・ライトアップされるもの。点灯式では、青山祐治青森県副知事が「四大祭りの『競演』は地元青森でも見ることができない貴重なもの。この機会に首都圏の多くの方にご覧いただき、青森の四大祭りを体感していただきたい」とあいさつ。「青森をとことん楽しんでいただくとともに、一人でも多くの方が、新しく開通する東北新幹線で青森県にお越しくださることを心から願う」とも。
展示する山車はすべて今夏の祭りで運行したもの。明治神宮第一鳥居広場(南門)には「青森ねぶた」(高さ4.8メートル)と「弘前ねぷた」(高さ7.3メートル、各ライトアップは22時まで)が、明治神宮第一駐車場には「八戸三社大祭り」(同10メートル)と「五所川原立佞武多」(同23メートル、同21時まで)が登場した(展示は11月1日まで)。
11月1日17時45分からは、地元・青森やインターネットなどで公募した「ハネト」ら約500人とともに「青森ねぶた」が明治神宮南門から青山通り手前まで運行する(出陣式は17時30分~)。
「とことん青森MAX」では、ラフォーレ原宿(神宮前1)6階「ラフォーレミュージアム原宿」やエリア周辺の飲食店などで関連企画を展開するほか、明治神宮駐車場では10月31日~11月3日、青森の「ご当地グルメ」18店舗が出店する「屋台村」を開催。
青森ねぶたがお披露目されたこの日は、鎮座90年事業の一環として明治神宮周辺各所で行われる夜間ライトアップイベント「奉祝 明治神宮鎮座九十年記念 アカリウム」の点灯式も開催。原宿口広場(南口)のちょうちん950張りを点灯したほか、本殿までの参道は一面にろうそくを並べる奈良県の風物詩「なら燈花会(とうかえ)」風にライトアップ。本殿は、照明デザイナー面出薫さんが代表を務めるライティングプランナーズアソシエイツ(神宮前5)がライティングを担当する。
このほか、10月30日(12時~15時)からは各参道から本殿に向かい「神輿(みこし)渡御」を開催するほか、表参道では各地の郷土芸能パレードも。11月1日(19時~20時)には、各参道から本殿までをパレードする「ちょうちん行列」を開催。期間中は夜間特別参拝も行う。
ライトアップ時間は、明治神宮本殿・参道=20時30分まで(原宿口広場=22時まで)。31日まで(同=3日まで)。