原宿・表参道エリアで10月25日、青森県をテーマにTシャツ展などを展開する複合イベント「とことん青森MAX in 原宿表参道」が始まった。主催は青森県と青森県観光連盟。
イベントは、12月4日に開業を控える東北新幹線全線の話題喚起や同県の魅力を首都圏に向け発信・周知することを目的に開催する「とことん青森 in 東京」の中核企画。期間中、表参道を中心にバナーフラッグを掲出するほか、スイーツ店「コロンバン原宿本店サロン」(渋谷区神宮前6)や表参道ヒルズ(神宮前4)内の9店舗など、原宿・表参道エリアの飲食店30店舗で青森県産食材を使用したメニューを提供する(11月7日まで)。
「日本最大級」の縄文集落跡「三内丸山遺跡」をPRする会場は、ラフォーレ原宿(神宮前1)6階「ラフォーレミュージアム原宿」。音楽やインスタレーションなど「縄文文化に触発された」アートムーブメントの喚起を目指し、「縄文」をテーマに約60組のアーティストがデザインしたTシャツを展示する「Jomo-T」展を開催する。
ロックバンド「THE ALFEE」の坂崎幸之助さんやクリエーティブディレクターの箭内道彦さん、俳優・浅野忠信さん、俳優で画家の片岡鶴太郎さん、写真家で冒険家の石川直樹さん、陶芸家の金理有さんら各界で活躍する著名人をはじめ、作家・田口ランディさんとエッセイスト山田スイッチさんが結成した「縄文友の会」、NPO法人縄文発信の会など同県を中心に活動する団体などが参加する。Tシャツは枚数限定で販売も行う(31日まで)。
26日~29日には、明治神宮第一鳥居広場に「お祭り工房」を開設。高さ4.8メートルの山車「青森ねぶた」の組み立て過程を披露するほか、4つの山車の展示・ライトアップを10月30日~11月1日に行う。各会場で展示するねぶたは、鳥居広場(南門)=「青森ねぶた」と「弘前ねぷた」(高さ7.3メートル、ライトアップは22時まで)、明治神宮第一駐車場=「八戸三社大祭り」(同10メートル)と「五所川原立佞武多」(同23メートル、ライトアップは21時まで)。
11月1日17時45分からは、「青森ねぶた」が明治神宮南門から青山通り手前まで「ハネト」らとともに街を運行する(出陣式は17時30分~)。
このほか、明治神宮駐車場では10月31日~11月3日、青森の「ご当地グルメ」18店舗が出店する「屋台村」も展開。肉や魚と小麦粉、塩で作る「南部せんべい」を割って入れる鍋料理「八戸せんべい汁」(300円)や、牛ばら肉と玉ねぎをしょうゆベースの甘辛だれで味付けし鉄板で焼く「十和田バラ焼き」(ライス付き400円)、リンゴ約500個を使い約2時間かけて焼き上げる直径2メートルの「弘前巨大アップルパイ」(切り分けて提供、300円)、「大間マグロバーガー」(300円、価格はすべて予価)などを販売する。営業時間は11時~20時(11月2日・3日は16時まで)で、出店店舗は日により異なる。