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原宿にカフェ「ネスカフェ」-TV出演シェフらと店舗共同開発、文化発信も

コーヒー「ネスカフェ」のカフェ「カフェ ネスカフェ 原宿」の店内。仕事やグループなど各シチュエーションに対応するよう異なる家具を置いた

コーヒー「ネスカフェ」のカフェ「カフェ ネスカフェ 原宿」の店内。仕事やグループなど各シチュエーションに対応するよう異なる家具を置いた

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 飲料・食料品などの製造・販売を手がけるネスレ日本(兵庫県神戸市)が10月1日、原宿駅近くに「カフェ ネスカフェ 原宿」(渋谷区神宮前1、TEL 03-6439-6555)をオープンした。

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 主力商品「ネスカフェ」は国内販売を開始してから50年以上。昨年には家庭用コーヒーマシンを発売するなど「家庭で楽しめる『おいしいコーヒー』」を提案してきた。カフェ業態は、1999年に神戸・三宮に1号店を出店。

 原宿店は、「進化を遂げた」同商品の認知度アップや「コーヒー」を中心とした文化発信などを目的にオープンしたもの。TV番組「料理の鉄人」に「最年少挑戦者」として出演したケンスケさんと兄・坂井克郎さんが手がけるカフェ・ダイニング「ロブロス」(経営=ジャパントータル ロブロス、港区)と提携した。

 店舗面積は約100坪で、席数は106席。ファサード上部にはブランドロゴを掲出したほか、ブランドコンセプト「ウチナカ カフェ」の要素を取り入れたという店内は、リビングやダイニング、キッチンなど「住空間」風の各ゾーンで構成。「仕事、一人など多様なお客さまに、心地良さを感じていただける空間を提供すため」異なるスタイルの家具を置いた。

 ランチメニュー(15時まで)は、サンドイッチ、日替わりパスタ、「本日のスペシャル」の中からの1種とドリンク、サラダバーをセットにした「ランチセット」(980円)を提供。グランドメニューは、「通常の(店の)3倍ほど」というレタスや、トマト、ベーコン、アボガドを入れたBLTサンド「B.L.L.L.T」(780円)をはじめ、生地の発酵に牛乳を使うというパンケーキ「パンケーキクラシック」(680円、アイスクリーム添え780円)、「エビマカロニグラタン」(780円)、「クリームチャウダー」(360円)などを用意。ドリンクは、「挽き豆包み製法」を採用したレギュラーリュブルコーヒー「ネスカフェ 香味焙煎」を使ったコーヒー(280円)や同社の麦芽飲料「ミロ」(380円)などを提供する。

 原宿エリアについて同社広報室の深沢由太さんは「都内で集客力の高いエリアであり、情報の最先端」とし、「コーヒーとともに『豊かな時間』を演出する音楽や映像などのコンテンツを発信する意味でも最適だと判断した」と話す。「原宿は若者の街というイメージが強いが、住民や主婦、学生、ビジネスマンなど幅広い層にアプローチできる」とも。今後は、ミニライブや試写会などのイベントをはじめ、ウェブ配信など「文化の『発信基地』としての役割も担っていきたい」という。

 営業時間は11時~21時。

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