西武渋谷店(渋谷区宇田川町、TEL 03-3462-0111)で10月12日、「カワイイ」をテーマに店内各所で展示・販売企画などを展開する複合イベント「Art&Kawaii weeks」が始まった。
7階催事場では期間中、現代アート販売のタグボート(中央区)が発行するフリーマガジン「art_icle」などが主催する「Kawaii賞」による公募展を開催。同実行委員会の武内竜一さんは「日本と海外の『カワイイ』の解釈が違う。日本の『カワイイ』を再度海外に発信しよう」と企画の趣旨を説明する。
店内各所では「カワイイ」をキーワードにセレクトした雑貨や小物など16点を販売。誕生月(12種)と着用するベスト(31種)からオリジナルの「ベア」を選べるペンダントベア「バースデーベア」(A館2階用品小物、ベア=787円・ベスト=577円)や、ピンクのボディーにドットモチーフのスニーカー(B館地下1階スタイリッシュスポーツS4、1万3,650円)などを扱う。
A館3階プロモーションスペースでは、合同展「プラグイン・セプテンバー」と「プラグイン・オクトーバー」の出展ブランドの中から、バッグブランド「Ampersand」など「カワイイ」をテーマにセレクトした3ブランドが出店。
Kawaii賞展では、今年4月から5月にかけて公募した「カワイイ」アート300点以上の中から一次選考を通過した53作品を展示。最終日の同17日には美術評論家・井出洋一郎さんやアートユニット「明和電機」の土佐信道さん、モデル、ツイーターのまつゆう*さんら審査員が公開審査を行い、グランプリや入賞者の発表を行う(14時~)。一般来場者の投票は16日まで受け付ける。
このほか、B館5階プロモーションスペースでは宮城勝規さんや渡辺おさむさんらアーティスト4人による企画展「Kawaii-もうひとつの日常」を開催。同館8階オルタナティブスペースでは、色鉛筆で描いたさまざまなモチーフを切り取り何層にも張り付けた作品で知られるアーティスト山元勝仁さんの作品を展示・販売している(11月7日まで)。
同店美術画廊コーディネーターの寺内俊博さんは「『カワイイ』という感情は人間にとって普遍的なもので、一生思い続けるものだと思う。幅広い世代の方に『カワイイ』を感じてほしい」と話す。
営業時間は10時~20時(木曜~土曜は21時まで)。今月25日まで。