東急本店に「丸善&ジュンク堂書店」-渋谷に大型書店復活

渋谷エリア最大規模を誇る約1,100坪の「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」店内

渋谷エリア最大規模を誇る約1,100坪の「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」店内

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 東急百貨店(渋谷区道玄坂2)7階に9月2日、大型書店「MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店」(TEL 書籍=03-5456-2111、ステーショナリー=03-3477-3524)がオープンした。

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 ジュンク堂(兵庫県神戸市)は昨年3月、大日本印刷(以下DNP)との資本提携を発表。渋谷店はDNP傘下の丸善(品川区)と業務提携し、共同でオープンする1号店。10月9日には、2号店目となる「MARUZEN&ジュンク堂書店 広島店」(広島県広島市)をオープンする。

 同店はこれまで東急本店に出店していた文具店「丸善」が売り場を約2倍に拡大しリニューアルするかたちで出店。売り場面積は1,100坪(3,630平方メートル)。渋谷エリアでは「H&M渋谷店」(宇田川町)が現在出店している文化村通り沿いに出店していた「ブックファースト渋谷店」が2007年に移転縮小して以来の大型書店復活となる。

 店長の中村洋司さんは「ブックファーストが移転縮小したことで、出版業界では渋谷エリアの大型書店は空白状態になっていたが、お客さまの需要はあると思っていた」と話す。「『(渋谷で)専門書が手に入らない』という声もあったので、専門書が充実している当店はお客さまの期待に応えられる」と自信をみせる。

 フロア内には、神戸の老舗「萩原(ハギハラ)珈琲」の豆を使ったコーヒーと神戸菓子「ボックサン」のスイーツを提供する喫茶コーナー(30席)を併設するほか、ステーショナリーコーナーや検索コーナーを用意。検索コーナーにはパソコン4台を設置し、書籍の在庫などを検索することができるようにした。フロア内のレジは3カ所(内1カ所はステーショナリーコーナー)。

 蔵書数は約130万冊。各種専門書をはじめ、一般書から雑誌、学参、児童書、コミックまで幅広いジャンルをラインアップ。ステーショナリーコーナーでは、大正初期に丸善で販売されたオリジナルインク「アテナ」を復刻販売するほか、事務用品やレター関連商品、ギフト向け商品などをそろえる。

 中村さんは「近隣にお住まいの方や渋谷で働いている方々は幅広い分野のものを扱う本屋を望んでいるのでは。品ぞろえを重視する本屋として、本の魅力を感じいただければ」と話す。今月5日まで、オープニング記念として3,000円以上の購入ごとに「ボックサン」のチーズケーキ1個を進呈する(各日先着3,000個)。

 営業時間は10時~21時。

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