表参道周辺で10年目の「スーパーよさこい」-98チームが演舞競う

今年で10周年を迎える「スーパーよさこい」。写真=昨年様子

今年で10周年を迎える「スーパーよさこい」。写真=昨年様子

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 原宿・表参道周辺で8月28日・29日、「奉祝 明治神宮鎮座九十年 原宿表参道元氣祭 フォルクスワーゲン スーパーよさいこい2010」が開催される。主催は原宿表参道元氣再実行委員会と商店街振興組合原宿表参道欅会。

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 高知県発祥の「よさこい祭り」を東京・表参道の地で「再現」する恒例イベント。2001年にスタートした同イベントは今年10周年を迎えた。原宿表参道元氣祭実行委員会の重永忠さんは「2001年は関西で残念な事故があり、全国的にイベントなどが自粛する動きがあった。そうした中新規で始まるこの祭りのPRができないなど苦労した」と振り返る。「今年で10周年を迎え、今や首都圏で最大級の夏祭りへと成長した」とも。

 数十人がチーム(連)を組み、「鳴子」と呼ばれる楽器を持ちながら披露する個性あふれる力強い踊りが特徴のよさこい。開催当所の参加者は22チーム約1,340人だったが、今年は98チーム約6,000人が参加し、2日間にわたり各チームの「芸」を競い合う。29日には、「厳選」した44チーム約2,700人(予定)が表参道を練り歩く。会場は原宿や表参道の路上をはじめ、明治神宮原宿口特設ステージ・代々木公園体育館広場ステージなど。

 参加チームは、昨年度グランプリ「元氣祭大賞」を受賞した高知県のチーム「ほにや」や小中高生で結成される静岡県のチーム「らんぶる みなみ」、町田市を中心に各地の祭りに参加する東京都のチーム「ぞっこん町田’98」など10年連続出場のチームや地元原宿のチーム「原宿よさこい連」、ベトナムのチーム「ハノイ1000年よさこい連」、ガーナの高校生と東京の高校生の合同チーム「ロッテガーナよさこい連」、在日韓国人や韓国留学生のチーム「はなこりあ」など外国人の踊り子も参加する。

 期間中、代々木公園イベント広場では「原宿表参道元氣祭 じまん市2010」を開催。3回目を迎える同市では、各地の郷土料理やB級グルメの提供、工芸品などの物販を行う。

 「飲食エリア」には14都府県、23店が出店。郷土料理を提供するのは、6年連続出店となる高知県の「うどん工房麦屋」や、横浜の和食・創作料理店「ごはん屋 米米」、沖縄そばやサーターアンダギー、オリオンビールなどをそろえる「MARINE」など。B級グルメは、秋田県の「横手焼きそば」や長崎県の「佐世保バーガー」、静岡県の「浜松餃子」などがそろう。「物販エリア」には12店舗が出店し、Tシャツやタオルなど「元氣祭」の公式グッズのほか、高知県の「ユズ玉」や「ポン酢」、「鳴子」などを販売する。

 ほかにも「トラヤカフェ 表参道ヒルズ店」「エコファームカフェ632」など、原宿・表参道エリアのカフェやレストラン17店舗で「ご当地食材」を使ったメニューを提供する。

 重永さんは「高知から生まれたよさこいを、日本のお祭りとして原宿表参道から世界に紹介していきたい。ガーナやベトナムなどのように世界各国からチームが参加する祭りになれば」と話す。

 開催時間は、28日=12時~20時、29日=11時~17時30分。雨天決行。

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