東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線渋谷駅に直結するビルの地下に設置され話題を集める「バナナ自動販売機」(渋谷区宇田川町)付近で8月6日、「冷やしバナナ」が無料配布された。
生鮮果実・野菜の生産、加工、販売、マーケティング活動などを手がけるドール(千代田区)が8月7日(バナナの日)に合わせ毎年行っている同企画。今回、「設置した自販機に約1カ月来ていただいた感謝の意味も込め」同所で開催。「バナナを食べて涼んでいただければ」と同社マーケティング部の大滝尋美さん。
今回配布したのは自販機内で販売するバナナと同じ「ボビーバナナ」。11時からはバナナに「最適」な13度で冷やした「冷蔵バナナ」400本を、午後には皮をむいた状態で瞬間的に凍らせた「氷点下バナナ」200本を配布した。
受け取ったバナナをその場で食べていた3歳の女の子。母親は「普段からバナナが好きで、持ち歩いて出かけることもある。今日も1本食べてきたばかりなのに」とほほ笑む。
1本売りのバナナの売れ行きが好調なことから、同日から同所の自販機のレイアウトを変更。最上部には、バナナのほかゴルフボールなどを入れることができる「バナナポーチ」(500円)を100個限定で販売するほか、最下部で房(1房=4~6本、12パック)、残り3段で1本(計96本)を販売する。
自販機設置から1カ月が過ぎ、累計2,500本以上を売り上げた。「1本売りのバナナは次回補充時には売り切れているが、房売りは日によってバラツキがある」と大滝さん。
同社は同日、銀座の「PLAZA GINZA」(中央区)にも同自販機を期間限定で設置した。