旧大和田小跡地施設、今秋開業へ-こけら落としで「渋谷カブキ音頭」も

伝統芸能などの舞台芸術向けに整備する「伝承ホール」(イメージ)。345人を収容する客席には桟敷席も

伝統芸能などの舞台芸術向けに整備する「伝承ホール」(イメージ)。345人を収容する客席には桟敷席も

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 渋谷区が旧大和田小学校跡地に今秋オープンする複合施設「渋谷区文化総合センター大和田」(渋谷区桜丘町)に入る文化ホール「伝承ホール」のこけら落とし公演に、市川染五郎さんらが出演する新作歌舞伎踊り「渋谷金王丸(こんのうまる)伝説」が決まった。

3階~7階には700人以上を収容する「さくらホール」も

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 区民向けのスポーツ設備や健康関連拠点、保育園などを整備する同施設には、ファッション・デザインなどの産業振興や若手の人材育成を行うための施設や全120席のプラネタリウム「コスモプラネタリウム渋谷」、天体観望スペースなどが入ることも話題に。

 文化施設では、3階~7階に700人以上を収容する文化ホール「さくらホール」を整備。5階~7 階の「伝承ホール」は日本舞踊や文楽などの伝統芸能や現代劇、講演会などの利用を見込み、定員345人の客席には桟敷席も設ける。

 こけら落としは、歌舞伎役者・市川染五郎さんらが監修を務める「渋谷金王丸伝説」。平安から鎌倉時代にかけ渋谷周辺を本拠とした武将・渋谷氏一族で「伝説のヒーロー」とされる渋谷金王丸を題材にした新作。区では現在、劇中で披露する「渋谷カブキ音頭」を壇上で市川さんらと一緒に踊る人を募集している。

 けいこも兼ねたワークショップを8月17日・19日・22日に開催(ワークショップのみの参加も可能)。歌舞伎の動きやメークアップなどの基礎表現をはじめ、振り付けを指導する。各日13時30分~15時45分。応募資格は区内在住・在勤・在学(舞踊経験不問)、小学生は保護者の付き添いが必要。ワークショップ、けいこ、公演で使用する浴衣(または和服)、足袋は各自で用意する。定員は、小・中学生=約50人、高校生以上=約20人(定員を上回る場合は書類審査、簡単なオーディションを実施)。

 ホームページなどで公開中の申し込み用紙に必要事項を記入のうえ、郵送、ファクスで応募する。申し込みは7月30日まで。

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