渋谷パルコで「ドリフのファッション研究室」-ギャル・ARなどテーマに討論

4月に開催された「ドリフのファッション研究室」第1弾会場風景

4月に開催された「ドリフのファッション研究室」第1弾会場風景

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 「ギャル」「ファストファッション」「AR」など多彩な切り口からファッション業界をとらえる公開シンポジウム「ドリフのファッション研究室 Vol.7」が7月8日~10日、渋谷パルコ(渋谷区宇田川町)で開催される。

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 「ドリフ」とは、NPO法人「ドリフターズ・インターナショナル」の略称。個性派ファッションブランド「シアタープロダクツ」プロデューサーの金森香さん、パフォーマンスイベント「吾妻橋ダンスクロッシング」などを手がける中村茜さん、「隈研吾建築都市設計事務所」設計室長の藤原撤平さんの3人が理事を務める。ファッション・コンテンポラリーダンス・建築など多ジャンルで展開する創作活動の「漂流(=ドリフト)」を促し、「今までにないダイレクトかつメトロポリタンで、ポップでまじめな、万国旗的濃密さを持ったシーンを、さっさと近所の路地裏から実現」させることを目的に今年から活動を始めた。

 同研究室は、ファッション業界の現在と未来を「モード」「ストリート」「生産」「ジャーナリズム」など多角的な視点で考えるシンポジウム企画。今年4月からスタートし、これまでおよそ月1回のペースで開催。ファッションを基本テーマにしながらも「同時代意識を共有する」という異業種関係者などもパネリストとして参加し、ファッションを志す学生、一般も積極的に発言するイベントとして個性を発揮してきた。

 第7弾となる今回は、東京の若者とファッションを観察・分析する「アクロス」編集部とのコラボ企画。3日間のトークイベントで、「ギャル」「ファストファッション」「AR」など4つのテーマが焦点となる。会場は渋谷パルコ・パート1のレストランフロアで、テナント入れ替えによる遊休スペースを活用。

 出演は「AR三兄弟」の川田十夢さん(7月8日19時~)、気鋭美術評論家の黒瀬陽平さん(同9日19時~)、「Cawaii!」創刊時の編集長・荻野善之さん(同10日14時~)など。

 同企画について、「こういうささやかなトークライブをきっかけに、若い人にぐんぐん妄想を広げてもらいたい」と期待するのはアクロスの高野公三子編集長。今後も「積極的に巻き込まれたい」と話し、「今回で終わりではなく、たとえば『ギャル』の次は『裏原宿』もきちんとまとめなくてはいけないし、ファッションマーケティングという意味ではECも欠かせない。とにかくみんなでいろんなテーマを出し合って、いろいろな専門家の方をお呼びしてディスカッションしたい」と意気込む。

 入場料は各回1,300円。詳細は「アクロス」「ドリフ」の両サイトで確認できる。

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