仏バッグブランド「ロンシャン表参道」改装-世界初のアトリエも

ファサードにフラッシュを発するストロボを用いたという外観

ファサードにフラッシュを発するストロボを用いたという外観

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 表参道交差点近くに出店する仏バッグブランド「LONGCHAMP(ロンシャン)」の直営店「LONGCHAMP表参道」(港区北青山3、TEL 03-5766-0468)が6月10日、リニューアルオープンした。

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 1948年に仏パリで創業した同ブランド。当初は南仏に自生するブライヤー(ツツジ科)に牛革を巻いた、たばこパイプの製作から始まり、喫煙具アクセサリー、革小物から旅行用アイテムへとビジネスを広げ、70年代にレディスバッグの展開を開始した。同店のリニューアルは2002年のオープン以来初めて。

 今回のリニューアルについて、ロンシャン・ジャパン(千代田区)PR担当の寺田祐子さんは「表参道という街は、新しい情報を探している人や海外からのブランドマーケット関係者から常に注目され『TOKYOカルチャー』という言葉を生み出すほどの街。そこにあるブティックを、『ロンシャンの今』を発信するコンセプチュアルブティックとしてリニューアルしようというのが始まり」と話す。

 店舗面積は81.5平方メートル。ファサードにフラッシュを発するストロボを用いたことから、同店を別名「フラッシュ・ショップ」と呼ぶ。店内には天井からつるしたタワーディスプレーを設置。ファブリックで作ったディスプレー什器はシーズンやコレクションごとに張り替えが可能で、「常に新鮮な印象を保つことが可能」。インテリアデザインは仏デザイナーのグエナエル・ニコラさんが手がけた。

 同店には、現在オフィシャルサイト内のみで展開するカスタマイズオーダーバッグ「ル・プリアージュ・シュル・ムジュール」が店頭で注文できるアトリエを併設。ネット上では実際に手に取って見ることができないため、色やサイズのイメージをつかむのが難しかったが、「もっと気軽に楽しんでいただけるように」とアトリエの併設を決めた。店頭での同サービスの提供は、直営店の中で世界初の導入となる。価格は、ポーチ=1万円以下、バッグ=1万円台。

 各アイテムの中心価格帯は、レディス・ファブリック素材=1万円~3万5,000円、レディス・レザー=4万円~10万円、メンズ=3万円~10万円、ラゲージ=3万円~7万円。商品例は、同ブランドのアイコンバッグ「レジェンド」(6万3,000円~)や折り畳み可能なデザインのナイロンシリーズ「ル・プリアージュ」(1万500円~)ほか。

 寺田さんは「世界中のロンシャンで唯一、当店のみでサービスするバッグを求め、さまざまな土地の方に訪れていただければ。グエナエルさんのブティックデザインは、今までロンシャンを知らなかった方々が訪れても楽しんでいただけるのでは」と話す。

 同社ニコラ・ヴィレジェ社長は「革新的なデザインの路面店をオープンさせることで、日本の女性たちに新しいロンシャンを認識していただくスタート地点に立てたと思っている。感度の高い人たちが集まるこのエリアだからこそ、世界初のコンセプトストアをオープンするのにふさわしい場所だと確信している」とコメントしている。

 営業時間は11時~20時。

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