ロックンロールストア原宿-NIGOさん、「原点に戻り」新コンセプトショップ開く

「BAPE STORE 原宿」3階にオープンした「ロックンロールストア原宿」。写真左はNIGOさん

「BAPE STORE 原宿」3階にオープンした「ロックンロールストア原宿」。写真左はNIGOさん

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 「BAPE STORE 原宿」(渋谷区神宮前4)3階に6月9日、新コンセプトのセレクトショップ「ROCK AND ROLL STORE HARAJUKU(ロックンロールストア原宿)」(TEL 03-5474-8869)がオープンした。

「LAST ORGY2」のTシャツ

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 「昨年ごろから店の展開を考えていたという」NIGOさん。今回、「ロックンロール」をテーマに、ショップインショップで展開する。「ブランドを立ち上げて17年がたち、ブランドも会社も大きくなったが、原点に戻ってやりたいと思った。当時の周りの仲間たちも賛同してくれた」とし、「ベイプ=HIPHOPなイメージがあると思うが、僕自身50’sなどのロックも好き。このエリアには、ロック系の伝説的な店が多かったので、その人たちに対する尊敬の意味も込めた」と話す。

 それまで、アパレルブランド「WTAPS(ダブルタップス)」のデザイナー・西山徹さんをデザイナーに迎えたライン「URSUS BAPE(アーサスベイプ)」や、m-floのVERBALさんのブランド「AMBUSH」とのコラボアイテムなどを展開していた同フロア。フロア外壁にはショップ名をペイントしたほか、入口付近には「ベイプカフェ」に置いていた占い機「BAPE FORTUNE TELLER」を設置。フロア内には「店長」と位置付たトルソーを置くほか、床面を白と黒の格子柄に張り替えるなどした。

 取扱ブランドは「ベイプ」「アーサスベイプ」のほか、NIGOさんがベイプを立ち上げる以前にアンダーカバーのデザイナー・高橋盾さんと共同制作していた「LAST ORGY2」、西山さんが手がける「ダブルタップス」の前身となった「FORTY PERCENTS AGAINST RIGHTS(以下FPAR)」など。商品例は、「ベイプ」のロックンロールラインTシャツ(5,040円)、「LOST ORGY2」のTシャツ、「FPAR」のTシャツ(以上各6,090円)、「アンダーカバー」のデットストックTシャツ(2柄セットで6,300円)、「FPAR」のマグネット(525円)、缶バッジ(315円~525円)、ミラー(525円)など。

 「いろいろな世代の人に見てもらいたいが、今の若い人たちに『こういうものもあるよ』というのを、インターネットなどではなく、リアルな形で伝えたいと思った。最近はネット販売も進みインドアな人が増え、東京のファッション感度が低くなってきている気がする。もっと外に出て街を歩き、ショップに足を運びながら吸収して感度を高めてほしい。東京は、アジアの中ではあこがれの街として見られている。そのファッション感度の高さを次の世代に継承してほしい」とNIGOさん。「(ショップのことを)ブログのほかはあまり宣伝していないのに、事前に問い合わせ・予約が多かったので(商品が)すぐなくなってしまうのでは」とも。

 営業時間は11時~19時。

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