国立代々木公園内の「SAMURAI BLUE PARK」(渋谷区神南2)で5月22日、同パークのオープニングセレモニーとワールドカップ(以下、W杯)日本代表選手の出陣式が行われ、日本代表選手23人や岡田武史監督、EXILEらが登場した。
会場には、日本代表ユニホームを着た人やタオルを持った人、手作りの応援ボードを持った人など、抽選で選ばれた400人のサポーターが集まった。オープニングセレモニー後、主将でゴールキーパーの川口能活選手を先頭に23人の代表選手、岡田武史監督が登場。集まったサポーターからは、選手の名前を呼ぶ声や拍手が送られた。
岡田監督は「本戦のカメルーン戦まで3週間余り。大きな目標に向かってチャレンジする時が来た。ここにいる23人のメンバー、そしてスタッフが心を一つにし、チーム一丸となってチャレンジしていきたい。南アフリカに来られない人も多いと思うが、日本から我々に力を与えていただきたい」と応援を呼びかけた。
出陣式では、約6万羽の「SAMURAI BLUE CROW」やアディダスが展開するチャリティー企画「UMU(ユム)」グッズなどを選手に贈呈。「ユム」グッズを受け取った中村俊輔選手は「(ユムの)黄色は南アフリカ代表のユニホームの色であり、W杯を成功させようという意味も込められていると聞いた。これを身につけて良いプレーを行い、W杯を盛り上げたいと思うので、応援をよろしくお願いします」とコメントした。
この日、日本代表応援ソングを歌うダンス・ボーカルグループEXILEが応援ゲストとして登場。ボーカルのATSUSHIさんは「サポーターと選手が本当の意味で神聖な気持ちになり、最高の力を発揮していただけるよう、心をこめて歌詞を書いた」とし、リーダーのHIROさんは「僕たちも全力で応援し続けたいと思うので、全力で戦い抜いてきてください」とエールを送った。EXILEのMAKIDAIさんから、メンバー全員の応援メッセージが入ったユニホームを田中マルクス闘莉王選手に手渡した。
チームを代表して川口選手は「(出場した)過去3大会以上の成果を上げられるようチーム一丸となって闘っていきたい」と意気込みを語った。
出陣式に参加した「サッカー仲間」の岡本節子さん、横田絵美さん、林圭子さん、池田さんは「(選手たちの)覚悟が見られた気がする。戦える集団に見えた」とし、「(玉田圭司選手に)4年前のゴールをもう一度!」「(長谷川徹選手に)必ず勝ってきてくれると信じしている」「(日本代表チームとして)できるだけ勝ってきてほしい」とエールを送った。
同パークでは、今月23日に元サッカー選手の前園真聖さんや福西崇史さんをゲストに迎えた「ラジオ公開番組風ショー」を、28日には子ども向けのフットボールクリニックなどのイベントを行う。24日には、キリンチャレンジカップ2010「日本代表対韓国代表」のパブリックビューイングも予定。
開催時間は17時~21時(日曜・祝日は12時~、5月24日と6月4日はパブリックビューイング実施のため21時30分まで)。入場無料。