クロスオーシャンメディア(渋谷区恵比寿西2)は5月19日、原宿クエストホール(神宮前1)で「ローソン」店頭でのデジタルサイネージを核にする新たなメディア「東京メディア」のサービスを今月29日から始めると発表した。
同社は、全国に約9,000店舗を展開するローソン(品川区)、広告代理店のアサツー・ディ・ケイ(中央区)、エヌ・ティ・ティ・ドコモ(千代田区)の3社が今年3月に合弁で設立した。
東京メディアは、ローソンの店頭外側に向けて46インチディスプレー2台(または1台)と、店頭の方だけに音声が聞こえる指向性の高いスピーカーを設置し、広告やキャンペーン情報をはじめ、エンタメ情報や生活情報などのさまざまなコンテンツを配信する予定。店舗・エリアごとに配信内容を変えられるため、地域の催事やイベントなどと連動した街の情報を発信することもできるという。
また、商品やキャンペーンの情報を店頭から離れた場所にいる人の携帯電話に配信してローソン店舗へ誘引。店頭のディスプレーには配信した情報の詳細を表示し、ディスプレー横に設置するFelica端末に携帯電話をタッチすることで、クーポンやキャンペーンの詳細情報を取得することもできる。
初年度はローソンの中でも店頭通行量の多い都内300店舗に東京メディアを設置し、1日約400万人に対して情報発信が可能になるという。配信時間は5時~翌1時。同社では、設置店舗数を1年後に約700店舗に、2年後に約1,300店舗に拡大する予定。