タイの伝統、文化などを紹介する複合イベント「タイ・フェスティバル2010」が5月15日・16日、代々木公園イベント広場を中心に開催される。主催はタイ王国大使館(品川区)。
「タイ米を日本に広めたい」という趣旨で2000年に開催した「タイ・フードフェスティバル」を前身とする同フェスは、11年目を迎える今年までに大阪・名古屋・横浜などへも開催拠点を拡大。代々木公園での来場者数は開催2日間で約30万人(昨年)を記録するなど、人気フェスへと成長してきた。
今年は、タイ関連のレストランやNGOなど88店が出店する。行列の絶えないレストランブースでは、昨年の最優秀店に選ばれた「バンコク」(新宿区)をはじめ、タイスキ・タイ料理の老舗「コカレストラン」(千代田区)、渋谷を中心に5店舗を構えるタイ屋台料理「チャオタイ」(渋谷区)など50店舗が軒を連ね、タイラーメン、パッタイ、ガパオ、グリーンカレーなどを販売。9店舗が初出店する。
マンゴー、ドリアン、マンゴスチンなどの果物やタイの食材、タイ製衣類・小物などを中心に扱う物産ブースには26店が出店。恒例となったタイの三輪自動車「トゥクトゥク」の販売も行う。そのほかタイの少数民族や子どもたちを支援するNGO・NPOの活動を紹介する展示ブースも。
ステージでは、2006年にタイでデビューした双子アイドル「Neko Jump」や、タイのフュージョン・ジャズの開拓者ともされる5人組「INFINITY(インフィニティ)」など6組のアーティ ストがライブ演奏。タイの古典・現代舞踊も披露する。
同大使館でタイ・フェスを担当する植木さんは「タイの模擬結婚式の記念撮影やキーホルダー製作などの参加型企画もあるので楽しんでもらえれば」と話すとともに、来場者にはマイはし、エコバック、マイ携帯灰皿の持参を呼びかける。
開催時間は10時~20時。来場者数は30万人を見込む。