タワーレコード渋谷店(渋谷区神南1)店頭に5月4日・5日、屋台たい焼き店「たいやきの夢」が出店する。
同店は2006年5月、会社員だった長島大介さんが「大きいたい焼きを作りたい」と開業。平日は会社に勤め、週末のみスーパーの敷地内で店を開いていた。2008年5月には、シングル「およげ!たいたいやきくん」が2009年のギネスブック「歴代シングル売り上げ1位」として掲載されることになったのを記念し行われたイベントの一環として同所に出店した。
昨年12月には勤めていた会社を辞め、1月~3月の約3カ月間、中国やインド、タイ、カンボジア、マレーシアなど7カ国を旅しながら子どもたちにたい焼きを焼いてきた長島さん。旅先では道端や公園、大学、現地の人の家などでたい焼きを無料で提供したという。
長島さんは「店を始め、自分の焼いたたい焼きを喜んで食べてくれるお客さまの顔を見ていたら『たい焼きで世界中の人が喜んでくれる顔が見たい』という夢ができた。今回、その夢をかなえるために会社を辞め、これまで場所をお借りして営業していたスーパーとの契約も終了させて旅に出た」とし、「喜んでくれる子、家族みんなで食べると大事そうに家に持って帰る子がいた一方、一方で嫌な顔をする人も。うれしかったことも辛かったこともたくさんあった」と振り返る。
同所での出店は昨年に続き3回目。メニューは、自家製あんを使った一丁焼きのたい焼き「渾(こん)身のタワレコたいやき」(150円)のみで、「手伝っていただける方がいた場合」には全長30センチのたい焼き「たいやきの夢」(2,010円)も販売するという。今回、旅行中に撮影した写真や、これまで営業してきた時に撮影した写真をコラージュした「たいやきのコラージュアート」(200円)なども販売。コラージュアートの売り上げは「世界の子どもたちのために」寄付するという。ほかにも、旅行中に撮影した写真を20~30枚ほど展示する。
長島さんは「今年もまた出店させていただけることに感謝するとともに、お客さま一人ひとりに心から喜んでもらえるよう、たいやきを焼かせていただく」と話す。
営業時間は10時~21時ごろ。売り切れ次第終了。