渋谷・宇田川町エリアに4月28日、チュロス専門店「Chocolateria San Gines(チョコラテリア サンヒネス)」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5458-3030)がオープンする。経営は飲食事業を手がける東京レストランツ(中央区)。
チュロス、ドリンク、ディップ用ホットチョコレートをセットにしたメニュー
「チョコラテリア サンヒネス」は、チュロスの本場スペインのマドリッドで1894年に創業。同店は、スペイン国内で1店舗のみで展開している。2年ほど前、同社の前田英二社長がスペイン旅行中に偶然同店を訪れ、チュロスを食べた際に「おいしい」と思ったことをきっかけに「日本で展開したい」と考え、フランチャイズ契約を結んだ。昨年9月「ららぽーと新三郷」(三郷市新三郷)に1号店をオープン。今回、国内2店舗目の出店となる。
前田社長は「最初訪れた際、すぐにオーナーに会いたいと思ったが会えず。その後、3回ほどオーナーに会うために店を訪れたがそれでも会えなかった。最終的にはスペイン大使館などにも連絡してコンタクトすることができた」と振り返る。渋谷への出店については、「日本の情報発信基地と言っても過言ではない渋谷は、より多くのお客さまに知っていただくには絶好の立地だと考えている」とも。
店舗面積は約30坪。「実験的に」スタンディングスタイルを取り入れている同店では最大60人ほどを収容できる。ファサードはガラス張りにし、チュロスを揚げる様子が外から見られるようにしたほか、茶色と白を基調にした店内の壁面にはハート型のチュロスをモチーフにした絵を掲出した。
メニューは、チュロス(5本)とディップ用ホットチョコレート、ドリンクをセットにした「Aセレクト」(690円)、「Bセレクト」(640円)、「食べ歩き用チュロ」(430円)を用意。そのほか、「チョコラーテ」「カフェチョコラーテ」(以上各380円)や、「アプリコットチョコラーテ」「ストロベリーチョコラーテ」「マンゴーチョコラーテ」などの味を用意する「フレーバーチョコラーテ」(各430円)など、オリジナルガナッシュを使用したチョコレートドリンクをそろえる。客単価は650円を見込む。
前田社長は「初夏には日本限定メニューとして、ハート型のチュロスの提供を予定しているほか、テークアウト商品の開発などで、日本に合ったチュロスを提供していきたい」とし、「新三郷の店はショッピングモール内ということもありファミリー層が中心だが、当店は渋谷という街柄、若い女性を中心に本場スペインの食べ方を日本で紹介したい」と意欲をみせる。
営業時間は11時~22時。