ユナイテッドアローズ「原宿メンズ館」大型改装-「UA & SONS」フロアも

「UNITED ARROWS&SONS」をコンセプトに内装や品ぞろえを新たにした地下1階フロア

「UNITED ARROWS&SONS」をコンセプトに内装や品ぞろえを新たにした地下1階フロア

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 ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は4月22日、UA原宿本店メンズ館(神宮前3、TEL 03-3479-8180)の地下1階を全面改装するとともに、1階~3階フロアの再編集を行った。

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 同館は1992年10月に同ブランドのフラッグシップショップとしてオープン。店舗面積は地下1階~3階までを合わせて約172坪で、スペインの建築家リカルド・ボフィルが手がけた。当時は、メンズ・レディスともに扱っていたが、2003年9月にメンズのみを展開する「メンズ館」として全面リニューアルを行った。今回、約7年ぶりの大型改装となる。

 今回、全フロアのコンセプトを手がけたのは、試験店舗のUAラボとして青山にオープンした「Liquor,woman&tears(リカー、ウーマン&ティアーズ、以下LWT)」を手がけた、現UAバイヤーの小木基史さん。地下1階は「UNITED ARROWS & SONS」をフロアコンセプトに、小木さんがバイイングやVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)などの総監修を行った。

 同社広報担当の前田由香里さんは「これまで当館は、立地的に目的を持って来店されるお客さまが多く新規客は少なかった。当社としても、新しい客層の導入をしたいと考えていた」と話す。小木さんは当初、同館全体を「UNITEDARROWS & SONS」にしたいと考えたが、「雑貨を展開している1階にフィッティングルームを設置しなくてはいけないなど難しい点があったため、まずは地下1階から展開することになった」と話す。

 1階から同フロアに向かう階段の壁面には、小木さんらが集めた各国のブランドのショップカードを額に入れディスプレーするなど「手作り感」を出す。フロアには「倉庫に眠っていた」什器を置くなどして「ビンテージ感」を演出するほか、ディスプレーにネオン照明を使ったり、DJブースを常設したりするなどで、「昔のものと新しいものをミックス」した。同フロアでは、「Mr.BATHING APE by UNITED ARROWS」「WACKO MARIA」、南アフリカの「ンデベレ族」の作品をモチーフにした商品を展開する「LANDROVAL」など70を超えるブランドの商品をそろえる。

 1階は「HOME ACCESSORY」をコンセプトに、シューズや時計などのファッション雑貨、トラベル商品などを展開。「ESSENTIALS OF UNITED ARROWS」をテーマにした2階では、UAらしさを打ち出したクラシックな商品と「旬なブランド」を展開するほか、3階は「TABA-WA」をコンセプトに、京都の老舗帯ブランド「誉田屋源兵衛」や菱屋(大阪市南区)、和食器など「和」をテーマにした商品を展開。今月29日までは、「十代目山口源兵衛 新作浴衣受注会」も行う。

 これまで、30代半ば以降の利用客が多かったという同店。「今までのUAらしさ、大切にしてきたブランドや商品・商品開発を継続しながら、20代など次の世代にも来店いただく導入口やトレンドに沿った提案を行い、どの世代の方にも10年後も来店いただける店にしていきたい」と小木さん。「LWTでは、若い人が大人になっていく様子を見ていたので、それをUAでも生かしていきたい。商品展開や接客など、毎日が『ライブ』となるように大切にしたい」とも。

 営業時間は12時~20時(土曜・日曜・祝日は11時~)。今月23日~25日(各日とも18時~20時)にはゲストDJを迎えてイベントを行う。

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