広尾にチュロス専門店「チュロスター」-スイーツバー店主らが開く

広尾商店街の一角にオープンした「CHURRO☆STAR」の外観。ファサード上部にロゴを掲出する

広尾商店街の一角にオープンした「CHURRO☆STAR」の外観。ファサード上部にロゴを掲出する

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 広尾商店街の一角に4月3日、スペインの揚げ菓子チュロス専門店「CHURRO☆STAR(チュロスター)」(渋谷区広尾5、TEL 03-6450-4875)がオープンした。経営はdebon project(品川区)。

店内で作るチュロスやホット・チョコレートなどを提供する

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 スイーツバー「BON Sweets & Smile」(恵比寿2)などを手がけるジー・エー・シード(品川区)社長でもある永田良平さんが昨年春ごろから「気軽なおやつを提供する店を出したい」と考えていたところ、永田さんの妻が「チュロスを食べたい」と提案。「男にはない発想で、女性の意見は消費者の考えに沿っている」と考えた永田さんは昨年夏ごろにスペインへ渡った。それから約1週間、チュロス専門店などでチュロスを食べ歩いたが「思うような味に出会わなかった」という。永田さんは、スペインの友人らに「母親の数だけレシピがある」という話を聞き、オリジナルレシピでチュロスを作ることを決めた。

 帰国後、永田さんはデザインやマーケティング、貿易など各専門知識を持った友人らに同店出店の話を持ちかけ、ジー・エー・シードを中心に有限責任事業組合(LLP)としてdebon projectを設立した。

 LLP代表も務める永田さんは「ほかにも候補はあったが、日本であまりない業態の店にしたいという思いもあったのでチュロス専門店に決めた」とし、「展開スピードを早めたいと思い、融通が利き、効率が良いことなどからLLPを設立した」と話す。

 店舗面積は24平方メートル。テークアウトやスタンディングがメーンだが、店内にイートイン4席も用意。ファサード上部には同店のロゴマークを掲出するほか、エントランスには「スペイン直輸入」のチュロスマシンを設置。内外装ともに、「コンセプトカラー」である赤や白を基調に仕上げた。

 粉の配分から揚げるまでを店内で行うチュロスは、各種砂糖をまぶした「オーガニック・シュガー」「シナモン・シュガー」(各180円)や、中にソースを詰めたフィリングタイプの「チョコレート」「ミルク」「キャラメル」(各250円)を用意。北海道岩瀬牧場(北海道砂川市)産のミルクで作るソフトクリームにチョコソースをかけた「チョコ・チュロ・サンデー」、ホット・チョコレートとチュロスのセット「チュロ&チョコレート」(以上各520円)なども提供する。

 永田さんは「子ども連れの父母や地元の子どもたち、近隣企業のOLさんらが休憩時間に寄るなど、地元の人に安くておいしいおやつを提供する店にしていきたい」と話す。同店は今後、直営・フランチャイズでの出店も計画中。年内に3~5店舗の出店を目指す。

 営業時間は11時~19時。

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