渋谷に米発クイックサービス・レストラン「スバーロ」-国内再上陸

「Sbarro 渋谷店」がオープン。緑・白・赤を使用したファサードの様子

「Sbarro 渋谷店」がオープン。緑・白・赤を使用したファサードの様子

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 渋谷・宮益坂下交差点近くに3月21日、クイックサービス・レストラン「Sbarro(スバーロ) 渋谷店」(渋谷区渋谷1、TEL 03-6427-3774)がオープンした。経営はSbarro Japan(東1)。

カウンターにディスプレーしたピザ

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 1956年に米ニューヨークのブルックリンに移住したイタリアのスバーロ一家が始めたスバーロ。米国内では、空港や鉄道ターミナル、フードコート、路面店など「立地に見合った出店」で展開。現在、米国を始め韓国やフィリピン、ロシアやメキシコなど40カ国以上で1,000店舗以上を展開している。

 国内では、ダイエーグループが1997年から六本木や原宿などでフランチャイズ出店していたが2001年に撤退。今回、米Sbarroと同社の顧問を務め、飲食事業や経営コンサルティングなどを手がけるJCI(同)が合弁会社(出資比率は共に50%)Sbarro Japanを昨年8月に設立。同社は昨年12月にテスト店舗として「イオンモール日の出店」(西多摩郡)、1号店として2月に「吉祥寺店」(武蔵野市)を出店している。

 同社マーケティング部の佐藤亘さんは「(2001年に)撤退して以降、当社会長兼CEOの浜口が国内での再出店を望んでいた。4年ほどかけて出店することができた」とし、「日の出店ではヤングファミリー層、吉祥寺店では主婦もいるが学生をそれぞれターゲットに据えた。今回、認知度向上や若年層をターゲットに出店した」と話す。

 店舗面積は1階と2階合わせて43坪で、席数は74席を用意。ファサードはイタリアの国旗にも使われている緑・白・赤を使用。店内のカウンターに「半調理」した商品をディスプレーするなど、内外装ともに米国の店舗と同様に仕上げた。

 主力メニューのピザは、ホール(16インチ=40センチ)とピース(ホールの8分の1カット)を用意する。スタンダード生地の「N.Y. STYLE PIZZA」=チーズ(1ピース=280円、ホール=1,960円)、ハワイアン、シーフード、照焼きチキンなど(上記各1ピース=380円、ホール=2,660円)やパン生地で作る「SICILIAN(シシリアン)」=チーズ、ミートデライト、ベジタブルなど(各種1ピース=580円、ホール4,060円)、ロール型のピザ「STROMBOLI(ストロンボリ)」(1ロール=580円)など。「照焼きチキン」「ツナ・ポテト」「ツナ・マヨ・コーン」など日本オリジナルのメニューも。

 そのほか、パスタ(スパゲティ・ペンネのどちらか)、ソース(トマト・ミート・タラコなど6種のいずれか)、トッピング(ベーコン・イタリアンソーセージ・マッシュルームなど10種の中から3種)が選択できる「サテ・パスタ」(ドリンク付き690円)、「ピンウィール」「スクランブルエッグ」「ハッシュドポテト」など8種のメニューとコーヒーを組み合わせる「Morning COMBO」(提供は10時まで、280円~980円)なども用意。客単価は800円前後を見込む。

 佐藤さんは「日本人に『Sbarro STYLE』『N.Y. STYLE』を提案していきたい。当店のピザを片手に渋谷の街を歩くなど、ライフスタイルに取り入れてもらえるようになれば」と意欲をみせる。同社は今後20年間で1,250店舗をオープンする計画。

 営業時間は7時~23時。

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