募金キャンペーン「TAP TOKYO」開催迫る-青山でシェフら会見

会見に出席した檀れいさん(前列右)、服部幸應さん(前列中央)、日本ユニセフの浦上綾子さん(前列左)ら。

会見に出席した檀れいさん(前列右)、服部幸應さん(前列中央)、日本ユニセフの浦上綾子さん(前列左)ら。

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 3月22日から始まる募金キャンペーン「TAP TOKYO」の会見が同18日、外苑前のレストラン「セラン」(港区北青山2)で行われ、賛同する各飲食店の料理長やオーナーシェフ、女優の檀れいさんらが募金を呼びかけた。

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 同プロジェクトは日本ユニセフ協会(港区)と博報堂(港区)の「hakuhoudo+design project」が中心となり進めるプロジェクト。都内のレストランなどで提供される無料の「水」や「お茶」に対して任意で100円以上のチップを支払うことで、衛生環境の悪い世界の子どもたちを支援する募金キャンペーン。

 会見では、日本ユニセフ協会広報の浦上綾子さんが昨年度の事業報告を行った。「1回目だった昨年は、1,305万9,210円の募金が寄せられた。そのお金で、マダガスカルの小学校16校に手押しポンプ式の井戸14基、トイレ64基が設置され、生徒数5,706人、教師144人の支援につながった。11月に現地を視察してきたが、衛生習慣の普及が推進されていることも確認できた」と昨年度の募金の使途について説明した。

 会見には参加レストランを代表して、服部栄養専門学校の服部幸應さんも出席。「今年は東京だけでなく、名古屋、関西も合わせて1,000店以上の飲食店が参加することになった。『世界水の日』の3月22日を機に、普段当たり前のように飲んでいる水について考えることは、子どもたちの食育にもつながる。今後も末長く続けるべきプロジェクトだと思っているので、多くの皆さんに募金活動を呼びかけたい」とあいさつした。

 会場には、同プロジェクトに参加する「KIHACHI」熊谷喜八さん、「トシ・ヨロイヅカ」鎧塚俊彦さん、「賛否両論」笠原将弘さん、「スーツァンレストラン陳」菰田欣也さんも顔をそろえた。

 「若いころにアフリカで生活したことがあり、現地の水の環境については人一倍知っている。だからこそ、今後の開催においては参加店を増やすことに協力していきたい」と熊谷さん。昨年に続いての参加となる鎧塚さん、笠原さん、菰田さんは「ぜひ、わたしたちもマダガスカルに行って、TAPの募金で作られた井戸の水を飲んでいる子どもたちと交流したい。そのためにも頑張ります」と意気込みを語った。

 「昨年、偶然入ったレストランでTAP PROJECTを実施していて、自分も協力したいと思った」という檀さんは、募金方法を実演。司会者とのトークセッションを行った。

 広域渋谷圏では、「WIRED CAFE SHIBUYA QFRONT」(渋谷区宇田川町)などを展開するカフェカンパニー運営各店や「神南軒」(神南1)などを展開するゼットン運営各店など、和・洋・スイーツ合わせて50店舗以上が参加する。参加店は「TAP PROJECT」のサイトで確認できる。今月28日まで。

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