携帯電話向けソーシャルゲームの企画・開発などを手がけるグローバルメディアソリューション(豊島区)は2月15日から、携帯総合ポータルサイト「モバゲータウン(以下モバゲー)」で渋谷を舞台にしたソーシャルゲーム「渋谷クエスト」の提供を開始した。
同ゲームは渋谷を舞台したRPG型ソーシャルゲーム。各ステージで「敵キャラ」を倒しながら「ストラップ」「デコグッズ」「ジュエルストーン」など「姫という名前の『渋谷伝説のギャル』の宝を奪い返す」もの。用意するステージは「センター街」「109前」「道玄坂」などで、「悪徳ギャル」「ハチ公」「モヤイ」など「渋谷を連想させる」敵キャラが100体以上登場する。
「(渋谷にいる若者の)文化や流行に合ったアイテム・キャラ作りにこだわっている」と同社社長の梶原吉広さん。「日本全国の人が多く知っていること」「今時の若者の街であること」「弊社が以前、渋谷に近い場所にあったこと」などから「渋谷を舞台にした」ゲームを開発したという。
ユーザーは、「ラメ入りケータイ」などの武器や「ギャル語」などの呪文(じゅもん)などを使って敵キャラを倒していく。各ステージの「クエスト」と呼ばれる課題をすべてクリアすると「ボスキャラ」が登場。ボスを倒すとステージクリアとなり、次のステージへ進むことができる。
モバゲーはディー・エヌ・エー(渋谷区代々木4)が2006年から展開する携帯総合ポータルサイト。昨年11月現在の会員数は1,547万人。
梶原さんは「提供開始から2日で10万人以上のユーザー登録があり、新規登録を一時中断することもあった。(ゲームは)ユーザー同士が対戦する機能、ステージの増加など、随時更新していく」と話す。
料金は無料(一部アイテム課金制)。同ゲームは今後、mixiアプリでの提供も予定する。