渋谷O-EASTで「セパタクロー」ライブ-試合にDJ加えエンタメ感高める

「蹴-kelu-vol.5」のイベント風景。飛んでいるのはJUNYAさん(黄シャツ)とTERASHIMAさん(赤シャツ)。共にセパタクローの日本代表選手

「蹴-kelu-vol.5」のイベント風景。飛んでいるのはJUNYAさん(黄シャツ)とTERASHIMAさん(赤シャツ)。共にセパタクローの日本代表選手

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 「足のバレーボール」「空中の格闘技」として知られるアジア発祥の球技「セパタクロー」の魅力を紹介するライブイベント「蹴-kelu-vol.6」が2月16日、円山町のライブハウス「Shibuya O-EAST」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-5458-4681)で開催される。

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 主催は、渋谷エリアを中心に合法的グラフィティアートやストリートバスケットボール大会などを展開しながら、若手アーティストやスポーツ選手らに「表現の場」を提供してきたNPO法人「KOMPOSITION(コンポジション)」(南平台町)。

 日本では「マイナースポーツの王道」とも呼ばれる同球技の認知拡大を目指して、ライブハウスを会場にしたトーナメント試合にMC、DJを加えることで、エンターテインメント性の高いライブイベントとして同球技を紹介。昨年11月には大阪でイベントを開くほか、関西テレビの特番でも同球技が紹介されるなど、活動の幅を広げてきた。

 2008年のスタートから徐々に客足を伸ばし、現在は「コンスタントに800人程度を集客する」(コンポジション専務理事の秋葉直之さん)。イベント参加選手については「最初は考えすぎてしまい『競技』と『エンタメ』との間で悩んでいた時期もあった」としながら、「セパタクローはそもそもアクロバティックな競技。選手にはプレー面でのイベント用の過度なパフォーマンスを求めているのではなく、いつも通りのプレーをしながら感情表現をお客さんに向けるようにしよう、と徹底して伝え続けた」と秋葉さん。

 過去6回のイベント経験を通し、「選手には、純粋に自分のために競技をやるだけのアスリートにとどまらず、人前でプレーをするという意識が強くなった」と振り返る。これまでのイベント参加者は同球技の日本代表選手などが主だったが、「学生のトップレベルや若手に『セパタクローを本気で続ける』というモチベーションを持つ選手が増えてきた」とも。今回新たに、若手男子の選手を集めたエキシビションマッチも実施する。

 今後については、「セパタクローは祖国のタイ、マレーシアが二強であるように、アジアのレベルが突出している状況。今年は世界選手権よりも『レベルが高い』4年に1度のアジア大会の開催もあり、セパタクロー界のビッグイヤー。日本で同球技を盛り上げるのに加えて、アジア大会についてもメーンテーマにしていければ」と意気込む。

 18時開場、19時開演。入場料はスタンディング2,500円ほか。

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