ソフトウエアの開発・販売などを手がけるトリワークス（渋谷区渋谷2）は2月1日、米GoogleのAndroid（アンドロイド）OSを搭載するスマートフォン向けのアプリ総合情報サイト「アンドロイダー」を正式オープンした。

　同サイトは、「アンドロイドマーケット」で配布・販売されているアプリの新着レビューのほか、ビジュアルや操作面の5段階、実用や機能面からの5段階評価で採点された「人気アプリ」の情報をまとめて閲覧できるなど、日本人が親しみやすい形にアレンジしたもの。

　紹介アプリはビジネスシーンで使える「働」のほか、「必」「使」「楽」「凄」「熱」「変」「懐」という「漢字一文字」をアイコンとした8種類のカテゴリーに分類。サイト内のナビゲーター役には真面目がとりえの「ロイダー」と、上から目線でちょっと辛口な「謎の女戦士」がオリジナルキャラクターとして登場し、ユーザーが2人のコメントや評価を参考にしながら、最適な「アプリ探し」を行うなどの工夫を凝らす。

　アプリ購入やダウンロードは、リンクを通じて直接「アンドロイドマーケット」内から行う。PCからはレビューページのQRコードをアンドロイド搭載端末で一度読み込み、直接アクセスする。オープン当初は約2万本を登録する「アンドロイドマーケット」の中から、海外で人気の高いアプリ約520本を紹介する。

　同社広報の橋本早紀さんは「今年4月以降、アンドロイド搭載端末が続々と登場するため、それに向けていち早く総合情報サイトをオープンした」と話す。同サイトでは、今後発売を予定するアンドロイド搭載端末のスペックや製品レビューも掲載。アプリ開発者向けの登録ページも設け、交流掲示板などを通じて開発者同士のディスカッションを展開するなど、アプリ開発者の利用も促す。

　橋本さんは「広告バナーのほか、このウェブサイトを通じてアプリ情報を収集しながら、企業向けのブランドアプリの企画・開発などの仕事に生かしていければ」と今後のビジネスの広がりを見込む。当面は、「4月までにアプリ数1,000本を目標にする」（橋本さん）という。