表参道で1月23日、「青森ねぶた」が約500人の「ハネト」とともに初めて運行され、約3万人(主催者発表)が勇壮な姿を見守った。
ねぶた運行は、原宿・表参道エリアで今月11日から開催されている、今年12月の東北新幹線開業に向けた観光キャンペーン「とことん青森2010 in 原宿表参道」の一環。主催は青森県と青森県観光連盟。
期間中、表参道沿いを中心に「バナーフラッグ」を掲出するほか、エリアの飲食店23店舗で「青森県産の食材を使用したメニュー」提供。15日からは明治神宮第一鳥居広場に「お祭り工房」を開設。昨年「青森ねぶた祭」で知事賞を受賞した「楠木正行四條畷(しじょうなわて)の合戦」を展示している。
当日は、三村申吾青森県知事、松井誠一原宿表参道欅会理事長のあいさつに続き、林光男青森県観光連盟理事長が「出陣宣言」。その後、公募で選ばれたハネト約500人が先導するかたちで、展示されていたねぶた「楠木正行四條畷の合戦」が動き始めた。囃子(はやし)や太鼓が盛り立てる中、明治神宮南門から神宮前交差点までの往復約600メートルを運行。迫力あるねぶたを間近で見ようと、週末でにぎわう表参道の歩道は人であふれかえり、運行を見守る観衆は盛んにカメラのシャッターを切っていた。
キャンペーンは今月24日まで。