渋谷マークシティ近くに1月8日、名古屋コーチン料理がメーンの居酒屋「地鶏 とりと呑(とん)」(渋谷区道玄坂2、TEL 03-6416-9261)がオープンした。
店主の勝田聡志さんは、リゾートやホテルの開発に携わり、2005年には居酒屋「伍味酉」新橋店、2007年には同中目黒店のオープンを手がけた。「独立して自分の店を持ちたい」と考えていた昨年5月ごろ、ムジャキフーズ(恵比寿4)が行う「トラスト方式」を知った。
トラスト方式は、飲食店経営を目指す独立志願者が審査を通過すると、個人事業主として同社から店舗運営を受託できる制度で、これまでにも多くの志願者が「大将」となり経営を任されている。勝田さんは今回、同方式で独立にこぎ着けた。
店舗面積は16坪で、席数はカウンター=12席、テーブル=18席の計30席を用意。店内は、養鶏所や畑が山の中にあることからイメージして茶色や緑を基調に仕上げた。出店場所については、「京王井の頭線・渋谷駅から徒歩5分以内のこの立地は、平日・週末を問わず1日中集客が見込めるエリア」と勝田さん。
以前から交流があったという「池ヶ平牧場」(愛知県豊田市)の名古屋コーチンと、「橘自然農園」(長野県佐久市)の野菜を使用する同店。メニューは、ももや心臓、砂肝、ささみわさび、ぼんじりなどの串焼き(2本560円~)、シイタケやしし唐などの野菜串焼き(1本180円~)のほか、肝やササミなど名古屋コーチンの内臓を使った「お造り三点盛り合わせ」(1,280円)、名古屋コーチンの卵黄を上にのせた「自家製つくね」(680円)、「名古屋コーチンハムと有機農園サラダ」(780円)など。客単価は、昼=850円、夜=4,000円。
勝田さんは「平日は近隣企業のビジネスマンやOL、週末はカップルや買い物客などをメーンターゲットにしている。農園から直送される無農薬の高原野菜はせいろ蒸しなどで提供するので、女性にも気軽にご来店いただければ」と話す。
営業時間は、昼=11時30分~14時30分、夜=16時30分~24時(金曜・土曜=翌1時まで、日曜・祝日=23時まで)。