ユナイテッドアローズ(渋谷区神宮前2、以下UA)は、ファッションブランド「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ、以下ベイプ)」を展開するノーウェア(港区南青山5)とのコラボレーションレーベル「Mr.BATHING APE by UNITED ARROWS」を立ち上げたことを発表した。
1993年にファッションデザイナーのNIGOさんが立ち上げたベイプ。スタートから16年が経過し、当時から同ブランドを着用している人やNIGOさん自身も歳を重ね、「スーツを着る機会やその必要性」を感じていたという。そうした中、「自身でスーツラインを立ち上げたい」という構想を数年前から抱いていたNIGOさんが、UAの重松理社長へ声をかけたことをきっかけに同レーベルが立ち上がった。
同ブランドは「本格的なクロージング」をテーマに、エイプの「コンテンポラリーなオーセンティックスタイル」をクロージングアイテムで表現。UAの限定店舗でセールスサポートを行うという。ブランド名には、以前エイプとしてネクタイを企画したところ「即完売」になったことから「普段BAPEを着ている人もスーツを着るのか」と考えたNIGOさんが、その体験をヒントに「ジェントルマン」を意味する「MR.」を付けたという。
2010年の春夏シーズンは、スーツ(4モデル)=「NAVY STRIPE 3PIECE」(8万6,100円)、「GRAY 2B」(7万1,400円)など、シャツ(5モデル=「BLUE OXFORD BD COLLOR」(1万4,700円)、「WHITE BROAD REGULAR COLLOR」(1万5,700円)など、タイ(13モデル)=「PINK PRINT CAMOUFLAGE」「WINE CREST9」(各1万3,650円)など、シューズ(3モデル)=「BLACK WING TIP」(3万6,750円)など、帽子(2モデル)=「GRAY GRENPLAND」(1万5,750円)などを展開。
UAプレス担当の渡辺健文さんは「エイプで育った人や90年代のストリートを経験してきた人たち、あるいはもっと若い人たちにとっても、UAのスーツに袖を通すきっかけやクラシックに触れる機会へとつながるのでは」とし、「スーツ離れがささやかれる昨今、スーツがファッションの中で果たす重要性や着ることの楽しさを伝えていければ」と話す。
取扱店舗は、UA原宿本店(神宮前3)メンズ館をはじめとする5店舗。発売は3月中旬を予定する。