原宿の男子校カフェ、劇団とコラボ展開-舞台「トーマの心臓」仕様に

カフェ「エーデルシュタイン」が劇団スタジオライフとコラボレーション。店内装飾からスタッフの制服まで舞台「トーマの心臓」仕様で営業を行う

カフェ「エーデルシュタイン」が劇団スタジオライフとコラボレーション。店内装飾からスタッフの制服まで舞台「トーマの心臓」仕様で営業を行う

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 原宿の男子校カフェ「エーデルシュタイン」(渋谷区神宮前4)が1月10日から、劇団スラジオライフとコラボレーションしたカフェ「シュロッターベッツ・ギムナジウム」を展開している。

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 2007年9月の開業以来、20~30代の女性客を中心にリピーターを増やしている同店。今回、同カフェ立ち上げのきっかけにもなったという萩尾望都さん原作の漫画「トーマの心臓」が、同劇団25周年記念に合わせて公演されることから、同店から企画を持ちかけたという。

 同劇団の俳優兼広報担当の藤原啓児さんは「(同店企画責任者の)酒巻さんは、わたしたちの舞台に何度も足を運んでくださっているし、カフェ立ち上げの経緯もお聞きしていたので(コラボレーションを持ちかけられた時は)面白いと思った。原作を書いた萩尾望都先生にも、(コラボレーションを)快く許諾していただいた」と振り返る。

 期間中、同作品の舞台でもある「シュロッターベッツ・ギムナジウム」仕様に仕上げた店内で営業する同店。普段は風景写真などを飾っているフレームには、役者の写真や小道具で使われる手紙などを収めるほか、店内の本棚には舞台で使われた小道具や舞台写真などを飾る。舞台で使われる小道具のバスケットや、原作に出てくる「青酸カリウムの瓶」をイメージしたシュガーポットも置く。生徒として接客するスタッフは、黒の上下の制服に、黒のサテンのリボンタイという、舞台同様の制服を着用する。

 通常メニューに加え、「ソーセージとレンズ豆のズッペ」「DAS CAFEのりんごパイ」「ヘラのケーキ」「コラボ限定カクテル」など、原作に登場する料理を「再現」したコラボ・メニューを用意。そのほか、「トーマの心臓」マグカップ(1,200円)や「25周年記念ポストカードセット」(1,500円)、「Studio Life×Edelsteinコラボレーション オリジナルティー」(アップルティー・ローズティー各50グラム、600円)などのグッズも販売する。

 スタジオライフは1985(昭和60)年に結成され、男優のみで構成されている劇団。1996年2月の「トーマの心臓」初舞台化の「成功」を機に、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」や東野圭吾さんの「白夜行」などの上演を行っている。結成25周年記念第1弾として、2月27日から「トーマの心臓」と、同作品の番外編とも言える「訪問者」の連鎖公演を予定する。

 エーデルシュタインの酒巻絵美子さんは「当カフェにいらしたことのないお客さまにも来店いただけるきっかけになれば良いし、日ごろから利用いただいているお客さまには、いつもと違うキャストたちの姿を楽しんでもらえれば」と話す。藤原さんは「コラボカフェの反響が楽しみ。カフェから劇場に足を運んでいただければ」とも。

 営業時間は、ランチ=10時~14時、カフェ=14時~17時、バー=18時~23時。今月31日まで。

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