飲食商業施設のプロデュースや店舗デザインなどを手がけるスタジオナガレ(渋谷区代々木1)が設計・プロデュースした和風バル「大衆囲炉裏(いろり)酒場~□(かこむ)~」(恵比寿1、TEL 03-3780-8240)が12月21日、恵比寿にオープンした。経営は野口堂(同)。
「味噌汁BAR 1CHIDO°」(港区)や「渋谷ワヰン酒場」(渋谷3)などの飲食店をプロデュースしてきたスタジオナガレ。同社プロデュース7店舗目となる同店のコンセプトは「いろりのある和バル」。
同社広報担当の植村宣孝さんは「日本に昔からあるいろりを囲んだ食事風景を、立飲みバールで再現したいと、『和風バル』というコンセプトは以前から考えていた」とし、「飲食店マーケットが盛んで、立ち飲み・バールが多い中でも差別化できる業態」と判断し出店を決めた。
店名は、「お客さま同士で囲炉裏を囲むワイガヤ感」と「集まった人々の一体感」を表現。店舗面積は18坪で、席数は40席を用意。店内は黒や木目を基調にし、各テーブルにいろりを配置。直接利用客が食材を焼くことで「目の前で調理する臨場感」を演出するほか、「酒自動販売機」6台を設置する。
メニューは、えいひれ(400円)や厚揚げ(200円)、カボチャ、エリンギ(上記各150円)、ラフランス、イチゴ(上記各200円)など、食材をくしに刺していろりで焼く「囲炉裏焼き」をはじめ、「タラと冬野菜」(1,100円)や「地鶏もも肉と根菜」(980円)などの飯ごう料理、「トマトソース缶野菜煮込み」(400円)や「サバみそ煮スパイシー仕立て」(380円)などの「缶詰焼き」などを用意。アルコールは、生ビール(480円~750円)やカクテル(680円~700円)などのほか、セルフサービスの「酒自動販売機」(5コイン=1,000円)を備える。客単価は2,800円。
植村さんは「今のところ、20~50代の幅広い年代の方に利用いただいている。男女比は6:4で、最も多いのは30代のお客さま」と話す。「いつでも誰かと触れ合える、街のコミュニケーションスペースのような店にしていきたい」とも。
営業時間は17時~翌3時。