仏ル・コルドン・ブルー・パリが展開するフランスの料理学校「ル・コルドン・ブルー代官山校」(渋谷区猿楽町)1階に12月3日、グルメショップ「La Boutique(ラ・ブティック)」(TEL 03-5457-2407)がオープンした。
「ル・コルドン・ブルー」は1895年に仏パリで創立された料理学校で、代官山校は1991年に開校。同社シャルル・コアントロ社長は「当校で行われている料理教育のレベルやクオリティーの高さ、シェフのノウハウをもっと多くの方に知っていただきたいと思った。ショーケース的な役割を持たせるために当店のオープンを決めた」とし、「代官山は日本の中でも『小さなフランス』のような場所」と話す。
店名は「エクセレントな商品に特化した小規模店」を指すフランス語から命名。店舗面積は約25平方メートルで、18席を用意。ファサードは料理研究家のジュリア・チャイルドさんが学んでいた1948年ごろの仏パリのル・コルドン・ブルーをイメージし、紺色を基調に仕上げた。レジカウンターの壁面には「パンを焼く窯をイメージ」したレンガを配置し「温かみ」を演出。店内は「パリの街角にあるデリカッセンやパン店、菓子店」をイメージしたほか、学校のパンフレットや生徒向けのチラシなども置く。
同校本科講座で実演・指導するレシピの中から選び、同校シェフが作った商品を販売する同店。商品は、バゲット(245円)やクロワッサン(210円)、カンパーニュ(220円)などのパン、マカロン(220円)やオペラ(425円)、フレジエ(525円)などの菓子類、テリーヌ(1,400円)やリエット(500円)、ラタトゥイユ(525円)などの料理が中心。フランスから輸入するガレットやオリーブオイル、紅茶などもそろえる。
「バレンタインデーなどの歳時記にちなんだ商品やサンドイッチなどの商品を充実させていきたい」とコアントロ社長。「在校生や卒業生のほか、近所にお住まいの方やお勤めの方など老若男女お越しいただいている。本格的な料理がテークアウトでき、『フランスのケーキやパンは日本人向けに妥協していない』など喜ばれている」とも。
営業時間は9時30分~18時30分。月曜定休。