第一線で活躍する写真家26人の作品を一堂に集めた世界巡回写真展「SHOOT:Photography of the Moment カメラが捉えた一瞬が語ること」が11月26日、パルコファクトリー(渋谷区宇田川町 渋谷パルコパート1・6階、TEL 03-3477-5873)で始まる。
企画したのは、カルチャー誌「TOKION(トキオン)」のケン・ミラー元編集長。同名写真集(リッゾーリ・ニューヨーク刊)出版を記念した巡回展で、安価なカメラの普及などから写真撮影が日常的になった現在、ありふれた日常をシンプルに切り取る「スナップ」などと呼ばれる写真表現における「アートフォトグラフィーとは何か?」を、実力派写真家の作品を通して検証する。
参加するのは、北米各地を舞台に「消え行くアメリカ」の風景を捉えて後の写真家に多大な影響を与えたスティーブン・ショアーさん(アメリカ、1947年生まれ)、写真にテキストやドローイングをほどこした作品でも知られるマーク・ボズウィックさん(イギリス、1966年生まれ)、日本のガーリーフォトの火付け役となったHiromix(ヒロミックス)(日本、1976年生まれ)、中国とニューヨークを拠点に活動するマディ・ジュさん(1983年生まれ、中国)など、幅広い年齢層、国籍に及ぶ実力派写真家26人。会場には同写真集からのセレクト写真に未掲載写真を加えた約60作品が出そろう。
物販コーナーでは同書や展覧会ポスター、写真作品、参加写真家の出版物などを取り扱うほか、11月28日にはミラーさんと編集者・後藤繁雄さんによるトークイベントも開催する(15時~16時)。
開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。入場料は、一般=500円、学生=300円、小校生以下無料。12月14日まで。