ハチ公広場の車両など渋谷の3拠点をメーン会場に11月21日~23日、渋谷を中心に活動する学生やクリエーターらが参加する複合アートイベント「渋谷芸術祭」が開催される。主催は渋谷の各商店街や青山学院などで構成される渋谷芸術祭実行委員会。
「若者とアート」をテーマに、地元アーティストや渋谷駅周辺の学校、商店会、NPO、企業が協働する同イベントは、「渋谷の新しい文化」の創造を目指して初めて開催するもの。イベントを通して、渋谷を中心に展開されるアート・映像・ファッション・音楽・パフォーマンスなど幅広い表現活動を、渋谷エリアの「素晴らしさ」の一つとしてアピールするのが狙い。
渋谷駅西口ハチ公広場に置かれた旧東急電鉄車両(通称=青ガエル)、マルイシティ渋谷1階プラザ、渋谷マークシティをメーン会場に、アートから映像、服飾までの幅広い表現活動によるイベントを連動開催する。アート分野では、日比野克彦さんが1枚の白い布に試合で対戦する両国のナショナルカラーを使って制作する旗「マッチフラッグ」の渋谷版「MATCH FLAG PROJECT in 渋谷」(会場=マルイシティ、22日11時~17時)を開催するほか、現代アーティスト澤田純さんが作品展(同=マルイシティ、全日11時~20時30分)を開く。
映像分野では、渋谷区長や渋谷の住人、外国人観光客らが渋谷に向けたメッセージを伝えるビデオレター「シブレター」上映(同=青ガエル、全日11時~18時)や、渋谷をテーマにした撮り下ろした「Roadside」などのサイレント短編作品を集めた「サイレント・ショート・フィルム・フェスティバル」(同=青ガエル、全日11時~18時)などを開催する。
そのほかNPO法人「KOMPOSITION」主導によるアーティスト井上純さんのライブペインティング(同=マルイシティ、21日11時30分~13時30分、15時30分~18時)や、トートバッグ(協賛=ROOTOTE)をキャンバスに見立てて服飾専門学校生などがデザインした作品を並べる「トート・アズ・キャンバス 渋谷芸術展」(同=マルイシティ、全日11時~20時30分)など、渋谷近隣を中心にしたNPO、学校、企業などともコラボする。
イベント開催へ向けて、実行委員会の小林幹育委員長は「ハチ公広場や公園通りの小さな会場からのスタートになるが、今後はさらに多くの協力者を募り大きく育て上げたい。この秋の渋谷のクリエーティブな空気を楽しんもらえれば」と話す。
イベントの詳細はサイトで確認できる。