「LOMO」などのカルトカメラを取り扱うパワーショベル(渋谷区代官山1)は11月12日から、渋谷パルコ・パート1ロゴスギャラリー(宇田川町、TEL 03-3496-1287)でデジタルトイカメラ「DIGITAL HARINEZUMI-2(デジアルハリネズミツー)」の発売記念イベントを開く。
「デジタルハリネズミ」とは2005年に同社が発売した110フィルム版のトイカメラ「ハリネズミカメラ」をデジタル化したもの。「ハリネズミカメラ」はフィルム生産終了とともに製造が終了したが、今年3月にデジタルトイカメラ「デジタルハリネズミ」として新たに製造を開始。「デジハリ」の愛称で知られている。
特徴は、「ビビットな色」や「ゆがんだ画面」に仕上がる画質。「従来のデジタルカメラは高い画素数を競い合っている。(デジハリは)スペックは低いが画像が面白い」と同社広報担当の池本瑠さん。
今回新たに発売する「デジタルハリネズミ2」は黒のみのワンモデル展開。新たに音声の録音・再生が可能になり200万画素だった有効画素数も300万画素に上がった。
会場では、米映画監督のスパイク・ジョーンズさんや仏女優のシャルロット・ゲンズブールさん、米ミュージシャンのモービーさんらに同商品を使って「日常の目に見えるものすべて」を写真・動画で撮影してもらうプロジェクトの作品を先行披露するほか、パネルなどを使い「フィルムからデジタルへ進化を遂げたハリネズミカメラの歴史」を振り返る。
「(デジハリは)男女問わず20~30代が一番多く購入している。海外、特にアメリカでは圧倒的に映像関係者やミュージシャン、クリエーターなど表現にかかわっている人たちの間で秘かな人気になっている」と池本さん。
価格は1万5, 750円。同会場で先行発売した後、今月末から同社直営店「Camera Cabaret Grand Shop(カメラキャバレー・グランドショップ)」(神南1、TEL 03-5428-5162)をはじめ、書店・雑貨店「ヴィレッヂヴァンガード」各店などで一般発売を予定。
開催時間は10時~21時(最終日は17時まで)。入場無料。今月24日まで。