渋谷・ヨシモト∞ホールでお笑いオーディション-個性豊かな19組がバトル

公開オーディションには130人の観客が集まり、会場は度々笑いに包まれた

公開オーディションには130人の観客が集まり、会場は度々笑いに包まれた

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 渋谷の「ヨシモト∞(無限大)ホール」(渋谷区宇田川町、TEL 03-5728-8880)で10月24日、「関西人」を対象に新人お笑い芸人の発掘を目指す公開オーディション「お笑いトライアウト!~関西限定オーディション~」が開催された。

ナンを使った独自ギャグを展開する「チャンス大城」

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 開催に先だち、「関西出身、『自称』関西人」「年齢16歳以上」「現在プロダクションなどに所属していないこと」を条件に、お笑い芸人を目指す参加者を一般募集。初開催となった今回は、テレビ東京「おねだり!!マスカット」プロデューサーの小林岳夫さん、NHK「爆笑オンエアバトル」などの総合演出を手掛ける丸林良彰さん、ヨシモト∞ホールの坂本直彦支配人が審査員を務め、50組の応募から書類選考を通過した19組がステージに上った。MCはお笑いライブ「AGE AGE LIVE」などで活躍するコンビ「チーモンチョーチュウ」ら。

 今後同ホールでのライブに出場する権利が与えられる「優秀賞」には、「かわいズム」「正本ゆき子」「こぶし」「くだし紅団」「チャンス大城」の5組が選出。イベント当日に新幹線で大阪からやって来たという「正本ゆき子」は、現在39歳の主婦。ステージでは「授業参観」「食事会」などの日常風景に小ネタを織り交ぜた漫談を披露し、将来は上沼恵美子さんのようなタレントを目指すという。お笑いコンビ「千原兄弟」と「元同期」という「チャンス大城」は、ボケの合間にインドのパン「ナン」を振り回して「なんのことやねーん」と歌うギャグ芸を展開。突っ込みがボケを兼ねる世界観が印象的で、会場を笑いに包んだ。

 下着姿の男性2人のコンビ「くだし紅団」は、フェンシング選手や社交ダンサーなどが「もし裸だったら…」という設定を、体を張ってコミカルに演じ、男女のコンビ「かわいズム」は「騒音問題」をテーマにものまね芸も織り交ぜたコントを展開した。そのほかステージには、スーツ姿でフリップ芸を披露した59歳の「アーニー」など個性豊かな参加者が出そろい、会場を盛り上げた。

 審査員の小林さんは「バラエティーにあふれる参加者に審査基準をどう設定するべきか悩んだ。楽しんだ」とコメント。丸林さんは「意外とネタがしっかりしていて驚いた」としながら、「ここからが激しいサバイバルのスタート」と優秀者を激励した。

 次回の「お笑いトライアウト!」は12月26日、同ホールで開催予定。

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