表参道で10月25日午後、27回目を迎える恒例の仮装パレード「原宿表参道ハローハロウィーンパンプキンパレード2009」が開催された。主催は商店街振興組合原宿表参道欅会。
表参道では1982(昭和57)年にハロウィーンにちなんだ仮装パレードを日本で初開催し、以後秋の恒例イベントとして毎年開催されている。今年は、昨夜から降り出した雨による中止も心配されたが、雨雲が途切れた午後、仮装した子どもや音楽隊、保護者ら約2千人が表参道のケヤキ並木を練り歩いた。
「スパイダーマン」「白雪姫」「魔女」「ウルトラマン」など、思い思いの衣装を身に着けた子どもたちは、神宮前小学校(神宮前4)から出発。太鼓や笛によるサンバ隊「アミーゴスカリエテンス」が先導し、12歳以下の子ども千人と保護者らが約1時間かけて表参道約700メートルを1周した。
新宿区から参加したという小学生の男児2人は兄弟で「スパイダーマン」と「ダークジェダイ」に仮装。黒いマントをまとって、手にオノ風ステッキを持った弟は「楽しかった」と笑顔に。全身真っ赤なタイツに、スパイダーマンのマスクをかぶった兄は「昨年も参加した」と話し、手首から「クモの糸」を出すスパイダーマンの決め技を披露しながら「本当はレイトンの格好がしたかった」とも。
オレンジの帽子に「お父さんの服」だという大きな黒いセーター姿で沿道からパレードを見守った男児は西東京市から当日参加。「(イベント)を昨日知って急いで作った」とお母さん。白雪姫の格好をした女児は「友達ができた」と笑顔をみせた。
表参道では関連イベントとして、「キディランド原宿」(神宮前6)や「kids no mori」(表参道ヒルズ本館地下2階)、「表参道・新潟館ネスパス」(神宮前4)、「プーマストア原宿」(神宮前1)など、表参道に隣接する34店が協力した「お菓子ラリー」も実施。各所でチョコレートやポン菓子などが配られ、イベントを盛り上げた。