ミニブログ「Twitter（ツイッター）」で10月15日、新たに「粒谷区（つぶやく）」と題したタグが立ち上げられ、本日18時現在、「フォロー」「フォロワー」が2,000人を超えるなど、突然の盛り上りをみせている。

　15日早朝、ホフディランのボーカル小宮山雄飛さん（ID＝@yuhikomiyama）がTwitter内で「渋谷区とつぶやくも似てる」と発言したことをきっかけに、10万人以上のフォロワーを抱える林信行さん（ID＝@nobi）らの発言を経て、竹内靖朗さん（@takeuch）が「いっそ、粒谷区という新しい区をつくるとかｗ」とコメント。17日には粒谷区への「転入届け」を受け付ける窓口IDとして粒谷区役所職員（@2289staff）が登場し、同IDをフォローする（＝転入する）ユーザーが続出した。

　掲載内容を自由に編集できる粒谷区行政ページでは各人事について、区長＝小宮山雄飛、まとめ役＝林信行、広報担当＝コグレマサト・いしたにまさき（@masakiishitan）、ミス粒谷区＝まつゆう*（@matsuyou）、名誉区民＝つぶやきシロー（@shiro_tsubuyaki）などと記されている。そのほか区民の自発的なアプローチを中心にして、区の特産物や区立大学などの整備も次々と進む。

　同区発足について「区長」の小宮山さんは「これが、『Twitterで一つの事項が加速度的に広がっていく面白さなんだ！』と、ビックリ＆ものすごくエキサイティングしている。ユーモアを楽しめる人たちがTwitterに集まってる」と話し、「粒谷区は完璧にオープンな場。区民の皆さんには、どんどんと次のステップへと広げていってほしい。個人的には粒谷駅前に、若者が待ち合わせに使えるよう、ツブヤ公という犬の銅像も作ってほしい」と今後の展開に期待を寄せる。

　ユーザーの間では粒谷区の検索用タグ（ハッシュタグ）である「♯2289」にちなみ、2289番目の転入者は「名誉区民にしよう」と話題となったが、Twitterサービスのフォロー制限により、20日15時ごろから「区民登録」は2,222人で足踏み状態に。Twitterの日本版サービスを提供するデジタルガレージの担当者によれば、「フォロー数が2,000人を超えた以降は、スパム対策のためフォロワー数の1.5倍までに登録を制限している」という。