ピンクやグリーンなど色とりどりの個性的な帽子をかぶったアーティスト、ダンサーやミュージシャンなど約50人と150人以上の参加者によるパレード「100% LOVE&PEACE」が10月18日に開催され、代々木公園を出発点に表参道を練り歩いた。主催は帽子アーティスト「Ruu Ruu」こと光野るみ子さん。
光野さんは20年程前から帽子制作を始め、1988年に千駄ヶ谷にアトリエ「Ruu Ruu」をオープン。忌野清志郎さん、「ボガンボス」や「BUCK-TICK」などの衣装を手掛けてきた。その後一時東京を離れるも、2000年に再上京。2005年にバレエダンサーらを集めて帽子ファッションショーを開催したのをきっかけに、ミュージシャンやダンサーが個性的な帽子や衣装をまとって渋谷を練り歩くパレードイベントを2007年よりスタートさせた。現在、渋谷区在住。
一行は、代々木公園から表参道を経由して、「スパイラル」(港区南青山5)まで移動。全身ショッキングピンクの衣装に、大ぶりの帽子をかぶった光野さんをはじめ、カラフルでユニークなかぶりものや衣装を身に着けたダンサー、ミュージシャン、アーティストら約50人に、「とびきりのオシャレ」を楽しむ約150人の参加者らがアコースティックな音楽演奏して踊り歩き、原宿の街を彩った。すれ違う来街者は、驚きながらも笑顔でカメラを向けたり、「ワンダフル」と叫んだりするなど、一行を好意的に迎えた。
その後、ゴール地点となったスパイラル地下1階のキッチン&バー「EATs and MEETS Cay」ではパフォーマンス、ライブペイント、ライブ演奏なども展開した。
毎回規模を拡大しながら3度目を迎えた同イベント。光野さんは「来年はパリでパレードをやりたい。どういう形になるか検討中だが、参加メンバーに声をかけて現地に集まれれば」と、海外進出に向け意気込みをみせる。