表参道で「モレスキン」作品展―隈研吾さんら著名クリエーター50人が出品

建築家・隈研吾さんが制作したモレスキンのノートブック©Moleskine®/Kengo Kuma

建築家・隈研吾さんが制作したモレスキンのノートブック©Moleskine®/Kengo Kuma

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 建築家・隈研吾さん、デザイナー・原研哉さん、映画監督・押井守さんなど世界を舞台に活躍するクリエーター50人が、自由に使用したノートブック50冊を作品として出品するグループ展「Detour(デトゥア)」が10月16日より、表参道の「MoMA Design Store, Tokyo」(渋谷区神宮前5、TEL 03-5468-5801)で開催される。主催は手帳ブランド「モレスキン」と貧困地域での教育普及活動を行う非営利団体「lettera27(レッテラ・ヴェンティセッテ)」。

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 同展は、同ブランドのノートがゴッホやヘミングウェイ、ブルース・チャトウィンなど多くの作家たちに使用されてきたことから「文化と創造の発展」を目指して2006年にスタート。著名クリエーターが思い思いに使用したノートを「文化的なアーカイブ」として保管し、世界各都市を巡回しながら毎年発表するもの。これまでロンドン、ニューヨーク、パリなどを会場に、毎回開催地に関連の深い参加クリエーターのノートを展示・保存してきた。

 アジア初上陸となった東京展には、伊東豊雄さん(建築家)、押井守さん(映画監督)、妹島和世さん(建築家)、原研哉さん(グラフィック・デザイナー)、深澤直人さん(プロダクト・デザイナー)、松井えり菜さん(アーティスト)など23人の日本人クリエーターが参加。また、オランダのデザイナー、トード・ボンチェさんや、ブラジルの兄弟デザイナー、フェルナンド&ウンベルト・カンパーナさんなど7組も新たに作品を出品する。

 会場では、ボックス状のショーケースに計50冊のノート作品を1冊ずつ配置。来場者は手袋をはめることで、ページをめくるなど作品に直接触れることができる。イラスト、彫刻、現代アート、デザインなどのスケッチを通して、参加クリエーターの創造のプロセスをたどることができる点が特徴。

 営業時間は11時~20時。入場無料。11月4日まで。

 期間中、サテライト会場となる青山ブックセンター本店(神宮前5)、CIBONE青山店(港区北青山2)、スパイラルレコーズ(南青山5)、TSUTAYA三軒茶屋店(世田谷区)、「NADiff A/P/A/R/T(ナディッフ・アパート)」(恵比寿1)では、モレスキンノートをキャンバスにした作品を一般募集。過去に世界から応募された作品の中から優秀作品を展示する「myDetour(マイデトゥア)」展も同時開催する。

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