渋谷パルコで「もう中学生」小道具展-実父の「もうお父さん展」も併催

段ボール絵を使ったネタで知られる吉本興業のお笑い芸人「もう中学生」©YOSHIMOTO KOGYO

段ボール絵を使ったネタで知られる吉本興業のお笑い芸人「もう中学生」©YOSHIMOTO KOGYO

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 段ボール絵を使った吉本興業所属のお笑い芸人「もう中学生」の小道具展「もう中学生 幸せになるギャグアート展」が10月1日、渋谷「パルコファクトリー」(渋谷区宇田川町 渋谷パルコパート1・6階、TEL 03-3477-5873)で始まった。

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 もう中学生(本名=丸田典幸さん)は1983年長野県に生まれ、高校卒業後に吉本総合芸能学院「NSC」東京に7期生として入学。2001年10月に初舞台に立ち、現在は「ヨシモト∞(無限大)ホール」(宇田川町)の若手芸人によるお笑いライブ「AGE AGE LIVE」などで活躍。絵は、小さいころから落書き程度に描き続けてきたといい、段ボールのキャンバスを小道具にしたネタで知られる。

 同展では、2002年から今年までに制作され、ネタで使われた段ボール小道具作品6~7点を中心に、実際に舞台で着用した衣装、本人の声による漫談ブース、ネタ帳や幼少期からNSC時代までの映像や写真を一堂に公開。もう中学生の影響を受けて絵画を始めたという父親の丸田ヒロシさんの初個展「もうお父さん展」も併催し、近所の会合のチラシなど10点ほどの作品を並べる。

 会場では、もう中学生による「魅惑のライブペインティング」(10月2日12時~)のほか、保護者同伴の小学生以下を対象にしたワークショップ(10月10日10時30分~12時、12時30分~14時)も予定する。

 もう中学生のお笑いについて、同展の企画制作を担当するスマイルヴィークルの提山(さげやま)さんは「今のお笑いは人を『けなす』『落とし込む』『あざ笑う』ような笑いばかりなのに、彼は全く違うベクトルでお笑いに取り組んでいる」とし、「見ていて優しい気持ちにさせる彼の芸風に引かれた」と話す。「今どきこんなピュアなものには出会えない。世代、性別の区別なく、さまざまな方に見てもらえれば」とも。

 開催時間は10時~19時(最終日は18時まで)。入場料は300円(小学生以下無料)。今月13日まで。

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