渋谷東口・クロスタワー近くに7月29日、「富士宮焼きそば こころ」（渋谷区渋谷2、TEL 03-3409-2289）がオープンした。広告やウェブ関連サービスを手がけるブーマー（渋谷2）が経営を手がける。

「強い腰のある蒸し麺」などが特徴の富士宮やきそば

　「ららぽーと新三郷店」（埼玉県三郷市）のフードコートへの出店を9月に控える同社。渋谷店は、同店開業に備えた「メニュー開発」の目的も兼ね先行オープンした。店舗面積は約60平方メートルで、席数は25席。

　飲食事業は渋谷店が初めてとなる同社。業態は、同社佐野裕社長が富士宮市出身であることから決めた。富士宮に1968（昭和43）年から1994年まであった「鉄板焼き こころ」に通っていた佐藤社長がソースの作り方を教えてもらったことから「こころ」と命名。「鉄板焼き こころ」の味をベースに改良を加えたソースを使用する。

　メニューは、「焼きそば」（並盛＝500円、大盛＝650円、特盛＝800円、爆盛＝1,100円）「イカ焼きそば」（並盛り＝600円ほか）のほか、「やげん肉付の軟骨」「シャキシャキキャベツ」（以上350円）などの単品メニューを提供。焼きそばにはトッピングとして、マヨ玉、ねぎマヨ（以上100円）、温玉、九条ねぎ（以上80円）、マヨネーズ（50円）を用意する。

　2006年から開催されている、B級グルメ日本一を決める「B-1グランプリ」で2連覇し、全国的にも知名度の高い富士宮焼きそば。同店でも、「強い腰のある蒸し麺」「独特の風味とコクを出す肉かす」「甘みが出やすい細切りのキャベツ」などのポイントを掲げる。

　同社外食事業部の佐野寿弘さんは「オープン以来、近隣の会社に勤務する会社員やOLを中心に来店していただいている」と話し、渋谷駅と青山学院を結ぶ導線上にあることから「夏休みが明けたら学生の利用もあるのでは」と期待を寄せる。

　営業時間は11時～22時。