スープ専門店「Soup Stock Tokyo(スープストックトーキョー)」を展開するスマイルズ(目黒区)社長で、ネクタイブランド「giraffe(ジラフ)」なども手掛ける遠山正道さんの「仕事」を振り返る企画展「遠山正道の仕事」が6月17日、代官山ヒルサイドフォーラム(渋谷区猿楽町)で始まる。
1962年東京都出身の遠山さんは、慶応義塾大学を卒業後、三菱商事に入社。1997年に出向したケンタッキー・フライド・チキン(恵比寿南1)を経て、1999年お台場「ヴィーナスフォート」に1号店を出店したスープストックトーキョーが話題を集め、翌2000年には三菱商事初の社内ベンチャーとなるスマイズを立ち上げた。
同社は昨年、三菱商事からMBOで株式100%を取得し独立。「無添加」「食べるスープ」をコンセプトにした同店は関東、東海地方を中心に52店舗まで出店エリアを広げたほか、遠山さん自身も2006年にデビューしたネクタイブランド「giraffe(ジラフ)」を展開するなど「仕事」の幅を広げ、家具・雑貨店「コンランショップ」のパッケージデザインや「イデー」の家具デザインなどを手掛けている。
同展は、ジラフ直営店がヒルサイドテラス内に出店することから実現したもの。2007年4月にオープンした同店では、ユナイテッドアローズなど人気セレクトショップや著名人とのWネーム商品を含むデザイン性の高いネクタイを展開。ヒルサイドテラス40周年を記念し、同施設にゆかりのあるクリエーターを招いて行うセミナーシリーズ「ヒルサイドテラスの『住人』たち」の一環として、遠山さんが手掛けてきた仕事を紹介する。
会場では、スープストックトーキョーの「シンボリック」な展示に加え、ジラフの「歩み」を振り返るほか、新規プロジェクトも発表する。セミナー(19時30分~21時)は今月26日に開催。入場料は1,500円(ドリンク付き、要予約)。
開催時間は11時~19時(最終日は17時まで)。月曜休館。入場無料。7月4日まで。