靴小売り大手のエービーシー・マート(渋谷区道玄坂1)は6月3日、ユナイテッドアローズ(神宮前2、以下UA)の発行済み株式の23.3%にあたる997万1,400株を65億7,100万円で取得し、筆頭株主になったと発表した。
取得先は、エービーシー・マート元会長で同社筆頭株主の三木正浩氏が社長を務めるイーエム・プランニング(目黒区)。同社は2007年3月末時点でTBSの株式9.91%を保有し、楽天に次ぐ第2位株主となり注目を集めた。UAに関しては昨年7月、11.53%を保有する筆頭株主になっていた。
今回の株式取得で、「UAからマーケティング手法やマーチャンダイジングを学ぶことで、より感度の品ぞろえが可能になる」と考え、さらに「エービーシー・マートが多店舗展開で得る情報をUAの企業価値向上に役立てたい」としている。