宣伝会議（港区南青山5）が発行する販促情報誌「販促会議」最新号（7月号）が、渋谷のイベント・プロモーション事情を特集している。

　渋谷で行うプロモーションは話題になりやすく、企画次第ではパブリシティー効果も見込めることから、クライアントからの要望も多いと言われる。ただし、ハチ公前広場を民間利用することはほぼ難しく、道路上の企画も東京都道路交通規則に抵触するものが多く「道路使用許可」が必要になるなど、実現には意外と制約が多いのも実情。

　同誌では、渋谷で行うプロモーションの魅力や最新事情を伝えるとともに、プランナーの質問・疑問をもとに関係機関に質問し、渋谷でのイベント・プロモーション実現に向けた境界線を探っている。

　誌面では、「アディダス パフォーマンスセンター 渋谷」オープン時のプロモーションやNTTレゾナント「goo」の取り組み、江崎グリコが昨年10月から展開する「グリコビジョン渋谷」などをレポートするほか、渋谷プロモーション10年史やメディアマップも掲載する。

　同誌の中澤圭介編集長は「話題性の高い渋谷を舞台にしたイベント・プロモーションの裏には、あの手この手でアイデアを仕掛けるプランナーの姿がある。一方で、街が入り組んだ渋谷での実施は想像以上にハードルも多い。今回の特集が仕掛ける側の参考になれば」と話す。

　価格は980円。全国主要書店で発売している。