原宿・表参道で「ショートショートフィルムフェス」-国内外の短編を一挙上映

アジア最大短編映画祭「ショートショートフィルムフェス」開幕(画像=「SSFF & ASIA 2009」のメインビジュアル)

アジア最大短編映画祭「ショートショートフィルムフェス」開幕(画像=「SSFF & ASIA 2009」のメインビジュアル)

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 国内外の短編フィルムを紹介する映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル(SSFF)2009」が6月4日、表参道ヒルズ(渋谷区神宮前4)でのオープニングイベントを皮切りに開幕する。

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 今回で11回目を迎える同祭は、国内外の優れた短編を紹介するアジア最大級の短編映画祭。2004年には米国アカデミー賞から公式認定を受け、アジア作品を集めた東京都共催の「ショートショート フィルムフェスティバル アジア」も同時開催するなど、年々規模を拡大。今年は表参道ヒルズ本館地下1階「スペースオー」(~7日)と、「ラフォーレミュージアム原宿」(神宮前1、10日~14日)をメーン会場に、コンペティション部門70作品を含む世界の短編を一挙上映する。

 「インターナショナル」「アジア」「ジャパン」の3部構成から成る「オフィシャルコンペティション部門」では、過去最高となる各国からの公募作3,635作品の中から実行委員会が選んだ70作品を上映。滝田洋二郎監督ら5人の審査員が、優秀賞3作、最優秀賞1作品をそれぞれ選出する。最優秀賞受賞作は、2010年度アカデミー賞短編部門の選考対象にもノミネートされる。

 昨年から始まった「スペシャルコンペティション」部門は、環境問題に配慮した「ストップ!温暖化部門」から12作品、音楽と映画の「新たな関係」を探る「ミュージックShort部門」から20作品をそれぞれ選出し、各作品が受賞を競う。

 後半のメーン会場となるラフォーレミュージアム原宿では、コンペ出品作のほか、特別招待作品も上映。アカデミー賞短編部門受賞作などを上映する「アカデミープログラム」や、各国の特色ある短編を紹介する「スウェーデン特集」「インド特集」などを展開。スウェーデン映画界の巨匠、イングマール・ベルイマン監督が80年代にメガホンを取ったショートフィルム「母の面影」(1986)や、インドのHIVの実情を伝えるミーラ・ナイール監督による社会派作品「愛する人を守るために」(2007年)などを上映する。

 今後、優秀作などを中心にしたプログラム上映会をメキシコ、横浜、名古屋などで順次展開する予定。鑑賞料は1プログラムにつき、前売り=1,200円、当日=1,400円。今月14日まで。

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